yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

お客さんに言えないこと(収入の精査③/⑦)

銀行系の不動産会社には、他の不動産会

社には無いものがいくつもあります。

 

その中で今回引っかかったのは、反社会

的組織情報。

銀行には、この他にも独自の膨大なデー

タがあり、銀行の取引なんかで常に監視

的に使われています。

 

今回は、銀行グループでの不動産売買契

約ということで、当然審査のチェックが

入りました。

 

そして引っかかった。

誰が・・・・・?

 

 

そうです。課長です。

 

どういうことだ?   

本当か?

 

これを僕が説明するって・・・・・・。

どうやって。

 

銀行の審査部情報から当社の審査部への

指示だから、従うしかありません。

 

建売業者さんには何とでも言えるのです

が、課長には本当のことをそのまま伝え

るのはまずい。

ただ、時間が無い。

契約の準備をしているはず。

 

とりあえず銀行に向かいました。

支店に着くと課長は打ち合わせ中。

 

しばらくすると打ち合わせが終わ

り、にこにこしながらこちらに来

ました。

 

「契約事項の確認ですか?」

 

(なんて言おう)

 

 

 

その時、僕の携帯が鳴りました。

 

本社の審査部から、個人の審査が通った

から契約を進めて良いとのこと。

 

逆に、なんで・・・。

 

電話で簡単に説明がありました。

実は、課長と同姓同名、生年月日も同じ

男性で、芸能関係者を名乗る反社会的な

組織に所属する人がいたため、確認に時

間がかかったとのこと。

 

こういった場合は、詳細の確認が取れる

まで、契約だけではなく接客等すべてが

停止されます。

 

他の不動産会社になくて銀行系不動産会

社にしかないもの。

特に都内の支店や営業所に多いのが、こ

れです。

ホームページや広告なんかで初めて問合

せたお客さんのケース。

 

名前の他に生年月日を聞かれる。

 

実はこれ、それが分かった時点で会社側

は、審査部にチェックをかけるんです。

反社会的勢力に属していないか、法律行

為で問題を起こしていないか、融資等で

過去問題を起こしたことがないか等々。

 

なぜなら、そういう人物に会社として、

関わらないようにするため。

銀行やその関連会社らは、過去に何度も

そういった事案に晒されてきています。

そして大きな事件になっているために、

できるだけ未然に防ぎたいんです。

 

仕方ないのかな、という気もします。

 

でもお客さんは、既にそんなチェックを

受けているなんて夢にも思わない。

多分これが分かったら、気分を害する人

もいると思います。

 

考えようによっては、契約するお客さん

の相手の安全性の担保が取れているとも

言えますが。

 

 

これが後で、個人事業主として慎重に行

動することに繋がります。