ギアチェンジミスは命取りです。
レース中に上り坂で集団の速度が上がっ
たり、誰かがアタック(スパート)をした
ら、アッと言うまに置いていかれること
になります。
そう、実戦でこんなギアチェンジはしま
せん。
ちゃんと練習をしてシフトチェンジ数を
こなしているのならば、する必用がない
ことは、脚が理解できているはずです。
ということは、 42×13~17 は
要らない。
無駄なギアです。
すると12速といいながら実質は8速。
当時はできませんでしたが、今はリアが
10枚は設置できるので、チェーンライ
ンの狂いまで考えて9枚で抑えたとして
も、以前に比べると実践的にも十分な枚
数があります。
そうです、これだとフロントギアがアウ
ター1枚で足ります。
自転車はそのシンプルさから、機能美を
追求した機械だと思います。
たったフロントのインナーギア1枚でも
無駄なものは一切排除したい。
もちろん街道トレーニングのときの、ベ
ルやライト・反射鏡など法令に基づくも
のは必要ですが、それ以外は一切要りま
せん。
走り以外に必要なものは、距離や速度な
んかを表示するサイクルコンピューター
だけです。
何もないのが一番いい。
僕は最後はピスト以外は乗りませんでし
た。
最もシンプルで、最高の機能美。
これに比べたら、ロードレーサーはごち
ゃごちゃしていて美観が劣っているよう
に感じてしまいましたし、反応が遅いう
えに力の伝わりかたでロスが多い。
リング、サイクリングそして2~3泊ぐ
らいのツーリングもピストレーサーで行
っていました。
ステムは前下がりの、思いっきり低いポ
ジションのままです。
スプリントやキロメーターのポジション
設定のまま走っていました。
シングルギアなので、そのたびに最適な
ギアを選んでです。
フロントは、48T一枚しか持っていなか
ったため、リアを替えています。
基本は 48×14。
ツーリングのときは、リアを15か16
にして。
ヒルクライムはその難易度によって、
16~18の中から1枚を選んで上って
いました。
富士山スバルラインぐらいだったら、何
とかなりそうです。
当時の僕の競技者といての実力は、速く
も遅くもないレベルでした。
ロードレーサで、ほぼ無風状態のフラッ
トなコースの一人での自力走行時間は、
100kmを3時間弱です。
だいたい2時間45分~50分です。
ピストレーサーでは、
キロメーター 1分15秒台
200mハロン 11秒3 がベスト。
小さな大会で優勝することはあっても、
大きな大会では入賞しかできない。
でもここで分かったことは、どういう
自転車とギアを選択したらいいかの答
えでした。