yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

不動産業・物品賃貸業では(フルコミ営業の目標の持ち方⑥/㉚)

それでは、他の不動産会社の社員の収入

はどうでしょうか。

 

不動産業・物品賃貸業に就いている人の

平均年収は、420万円程度です。

会社員の平均とあまり変わらない。

 

更に具体的に言うと、いわゆる仲介大手

三社の平均年収は下記のとおりです。

・M社  488万円

・S社   672万円

・T社   491万円

 

この数字だけ見るとS社が良さそうだなと

思うかもしれません。

しかし、僕の在籍していた銀行系の不動

産会社には、結構S社から転職してきた営

業マンがいました。

 

彼らが口を揃えて言うのは、

「もうS社には戻りたくない」です。

収入が高いというのは、やはり大変だっ

たみたいです。

 

S社は、僕も20代のころにやっていた、

ポスティングチラシを1日5000枚投

函を、まだやっていました。

売り上げが上がっていれば、その担当

にはポスティングのアルバイトがつくな

ど、目に見える格差をつけています。

 

フルコミ営業は、営業数字で詰められる

だけでなく、数字が上がらないとお金、

つまり生活面で追い詰められていくん

です。

 

じゃあどこが良いか。

その目安のひとつは、その会社の売り上

げと社員数です。

 

大手や中小、自分が入社できるかできな

いか関わらずに、参考までに読んでくだ

さい。

 

僕の在籍していたころの、都市銀行系の

その会社は、次のとおりでした。

 

2010年ごろです。

・資本金   15億円

・売上げ  130億円

・社員数    850人

 

これを実数に直していきます。

 

社員の中で、営業マン(実際に手数料や

コンサルフィーを稼ぐ人。営業所長を除

く)の割合は、約75%。

25%は事務スタッフや本社及び本店ス

タッフ。

社長、役員、統括事務、IT担当、事務スタ

ッフや営業推進役等です。

 

850人 × 0.75 = 637人

これが実働部隊の営業マンの数。

 

そして実際のひとりあたりの売上は、

130億円 ÷ 637人 = 2040万円

 

売り上げに対して受領できる収入は、

約20%(実際は20~25%程度)。

 

当時は40歳の課長で固定給30万円。

固定給が低いのは、歩合給があるからで

す。

歩合給は半年の売り上げ(仲介手数料収

入)の 2~14%。

これがボーナスになります。

 

半年で売り上げが 500万円いかない

と、ボーナス無しです。

(その後、事故・事件が何度も発生した

ため、最低ボーナス 10万円を支給に

変更されました)

 

フルコミ営業よりは安定していますが、

銀行系とはい、えやはりコミッション

営業です。

大きな問題を抱えていました。

 

 

その大きな問題とは次の事案でした。