yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

140人の生活困窮者たち(フルコミ営業の目標の持ち方⑦/㉚)

大きな問題とは、大手とはいえコミッシ

ョン営業であるということです。

 

年収2880万円のトップ営業がいる反

面、まったく稼げない営業もいます。

 

640人くらいの営業マンの内、成績が

①1~10位 すごく良い生活ができる

②10~100位 良い生活ができる

③101~400位 普通の生活ができる

④400~500位 生活に支障がでる

⑤500位以下  生活困窮者

 

そうです、大手とはいえ生活に支障があ

る営業マンが意外に多くいます。

 

特に⑤は、生活ができなくなります。

いきなりではなく、じわじわと。

本人は、次で頑張れば何とかなると

思っていますが、なかなか抜け出せ

ません。

 

特に40歳以上で課長以下の家族持ち

で、500位以下の営業マンは生活が

成り立たないんです。

 

そこに更に落とし穴がある。

 

中小の不動産会社のフルコミ営業マン

はどこかで、

「ダメだったら辞めればいい」と考えて

います。

 

しかし大手の営業マンには、その発想は

ありません。

 

固定給30万円でボーナス無しだと、年

収は360万円です。

 

40歳で課長にもなっていないと、給料

は27万円。

ボーナス無しだと、年収324万円。

でも、会社を辞めません。

 

奥さんが働いていないと、家族4人は生

活できない。

かなり悲惨です。

 

営業成績の悪い期間が長引くと、お金が

足りなくなり借金をする。

一度お金を借りると、だいたいは返せな

くなります。

 

でも会社は辞めない。

 

名刺に銀行のマークが入っていることに

支えられている。

だから他社に移れない。

 

ここでダメだったら、他で通用しないこ

とや他社の営業方法が単純で厳しいこ

とも知っている。

 

銀行系だと、そこでしかできない不動産

の仕事があることや勉強になる業務が

多いことも知っている。

だから収入が低くても離れられないんで

す。

 

すると収入が少ないのに会社を辞められ

ないという負の連鎖に陥っていきます。

 

しかも転勤になると、今までのお客さん

を全部引き継がせなければならない。

詰めていたお客さんも、他の営業に渡さ

なければならないんです。

そこでまた、成績が落ちる。

 

あまり表面には出ないですが、手付金や

仲介手数料の着服、業者さんへのキック

バックの強要、ともすればお客さんへ過

大な経費請求や水増し請求なんかも発生

していました。

 

何かしらやらないと生活できないから、

防ぎようがありません。

 

成績の悪い営業マンは、どこの会社にも

います。

 

 

営業は水ものなので、何か作戦を立てて

いく必用がありました。