yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

競売、厳しい現実と甘い言葉(競売の真実③/⑩)

②債務の一部及び全額支払い。

ローン残額が一定以内(1000万円と

か)の場合は、一定額(500万円と

か)を支払うと、残りを3~5年の新た

な変動金利の分割払いにしてもらえるこ

とがあります。

 

また、金利は高くなりますが、競売案件

にも融資をする銀行や不動産担保ローン

会社でローンを組みなおせる場合があり

ます。

 

働いている子どもや親族等にお願いして

新たに住宅ローンを組んでもらい、現在

の債権者に全額を支払うケースは、とて

も有効な手段です。

 

競売が止まります。

 

但し、金融機関によっては、事件不動産

(裁判所では「競売不動産」は競売事件

として扱います)は融資の対象としない

こともあります。

 

当然ですが、所有権はローンを組んだ人

に移ります。

ただ、リースバックとは違い、まったく

他人のものになるのではありません。い

ずれ返してもらいます。

少し複雑な手続きがあります。

 

 

③任意売却で自宅を売却する。

債権者の合意を受け、不動産会社にて競

売の前に売却する方法です。

通常、競売よりも高額で売却でき、引き

渡し期間も任意で取れることが多くな

ります。

また、引っ越し費用等の交渉ができる場

合もあります。

一度債務整理を行うという意味で、気持

ちの整理ができるのであれば、良い方法

だと思います。

 

ただ注意したいのは、不動産業者さんの

「私達が解決します」という甘い言葉。

これは解決策ではなく「任意売却しまし

ょう」または「買取ります」です。

つまり「家を売るのを任せてください」

を言い換えているだけで、家は残りま

せん。

 

任意売却の期間が必要な場合、そのため

の一時的な(1年程度)融資を行う金融

機関(不動産融資の専門金融機関)もあ

りますので、最終手段として検討するの

も方法だと思います。

 

ここが非常に大事なところですが、売却

しても残った債務は無くなりません。

債務が無くなるような間違った説明をす

る不動産業者さんがとても多いんです。

 

また、万が一自己破産を考えている方

も、手続きの順番や売却等のやり方があ

ります。

弁護士さんにご相談ください。

 

 ④リースバックで住みつづける 

不動産業者さんや投資家さんに自宅を買

い取ってもらった後に、賃貸契約を締結

して賃貸住宅として住み続けることが出

来ます。

 

また、何年か経ってから買い戻すことも

出来るというCMをよく聞きます。

 

 

しかし資金的なことを考えると、現実と

しては難しいと思います。