yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

競売、裁判所の執行官(競売の真実⑤/⑩)

そして「配当終期の広告」から、10日

程度、あるいはもっと早く裁判所から

調査官(執行官)と不動産鑑定士が来

て、あなたがまだ住んでいる家の中を調

査・写真撮影し、建物のことをヒアリ

グしてきます。

 

まだ暮らしている、生活感のある室内写

真が競売の資料となってしまいます。

 

これは国家権力によって行われるため、

断ることはできません。

 

調査官は建物の鍵を壊しても入る権力を

持っています。

 

「配当終期の広告」がなされるというこ

とは、すでに裁判所であなたの家の簡単

な文字資料が、誰でも見れる状態という

ことなんです。

 

それから数か月経ち、入札日が決まって

からは、裁判所で閲覧されるだけでな

く、インターネットで誰でもアクセスで

き、自宅の場所とその写真、家の中の写

真がみんなに見られてしまう、というこ

とになります。

 

これによって、非常につらい思いをされ

る方がたくさんいます。 

近所の方に、競売のことを知られてしま

う可能性すらあるからです。

 

 

以前は競売で落札した業者が、多額の引

っ越し代を出すケースがありました。

しかし法改正により「引き渡し命令」が

出しやすくなって、強制執行がやりやす

くなるとともに、引っ越し代が出ても、

少額になることが多くなりました。

 

また、引き渡しに応じないでいたため、

ご近所の方が見ている前で強制執行され

て、一家全員が家を追い出された場面を

何度か見たことがあります。

 

こうなると、もちろん引っ越し代はあり

ませんし、自分の家具や荷物さえ自由に

取りに行くことさえ出来ません。

 

 

参考までに・・・・・。

競売になった時は既に金融機関の事故

情報に登録されています。

新規のクレジットカードが作れませんし

(一部のカードは可能です)、以前から

持っているカードも使えなくなります。

 

そして意外に思われるかもしれません

が、携帯電話の新規契約が出来なくなる

こと(携帯本体を分割払いで購入出来な

くなる)もあります。

 

お子さんの学校の奨学金の保証人になれ

なくなること、そのために奨学金自体の

借入に支障が出ることもあります。 

 

 

そうです、少しでも早く専門家に相談し

ないと、失うものが増えていくだけなん

です。