高校の進学祝いにツーリング車を買って
もらいました。
ミヤタ自転車の淡いメタリックグリーン
の６万円ぐらいのもの。
高級車ではありません。入門用のツーリ
ング車です。
本当は、メタリックオレンジのロードレ
ーサー、エディ・メルクス（伝説の自転
車ロードのチャンピオン）が欲しかった
のですが、１０万円以上する。
さすがにこれはお願いできない。
でもこの自転車が、これから僕の思い出
のすべてと言っていいくらい、支えにな
ってくれました。
高校１年から大学１年まで、月に２回の
日帰り２００kmサイクリングの相棒。
大学１年から卒業までの通学の足。買い
物の足です。
の往復１０kmを毎日走った相棒。
でも、その力を最大限に発揮したのは、
やはり夏休みのロングツーリング。
フロントバッグ、リアパニアバッグ、寝
袋とテント、炊事道具を積んで。
高校１年のとき、自分の住んでいるとこ
ろぐらいは知りたいと、青森県を７日間
かけて１周しました。
初日は、この後何回も行くことになる竜
飛崎。自宅から約９０kmの場所。
初めて一人で民宿に泊まってみた。
２日目は竜飛から日本海側の十二湖に向
かい、ソロキャンプ。
３日目は十二湖から秋田県に入って、十
和田湖に到着してソロキャンプ。
４日目は十和田湖から、キリストの墓が
抜け、牧場の中のカワヨグリーンユース
ホステルに宿泊。
５日目はユースホステルから太平洋側を
通り、下北半島にある東の突端の尻屋崎
に到着し、ソロキャンプ。
６日目は、尻屋崎からむつ市を抜けて大
湊、九艘泊、仏が浦、佐井村を通り、マ
グロで有名な大間崎のユースホステルに
宿泊。
７日目は大間崎から風間浦村、恐山、む
つ市、野辺地町を通って自宅に到着。
この７日間のソロツーリングは実験。
①一人で泊りのツーリングに行けるのか
②宿泊施設の予約が取れるのか
③トラブル対応できるのか
④ソロキャンプができるのか
⑤体力や精神力は大丈夫なのか
⑥本当に自転車が好きなのか
高校１年生の僕の実験です。
そして、もうすでに計画していた本当の
目的のための実験的なツーリング。
来年から始めるロングツーリングです。
