yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

ウソと営業力でねじ伏せろ(100万円を燃やすな⑥/⑨(不動産百話⑤))

 

100万円の給料をもらえることは分か

っていたんですが、本当に振り込まれる

と、かなり嬉しい。

こんな感じで、みんな50~60万円を

もらっているんです。

 

ただ僕の場合で他と違うのは、覚悟を決

めてメチャクチャ頑張ったから。

前にも書きましたが、もうちょっと詳し

く書くと、朝5時に起床して6時前に会

社に着く。

そこから当日配布するチラシの裏面を、

1万枚少し輪転機で8時まで印刷。

8時から営業車に同じ年の営業マンと乗

って、田園調布から鎌倉市大船まで1日

中マンションのメールボックスにチラシ

を入れ続ける。

 

ちょっとだけ秘訣があって、ここで他社

さんと差別化するために、チラシを配布

するマンションの簡易査定を、チラシの

裏面に手書きするんです。

マンションごとにです。

すると嫌でもそのマンションンのことが

頭に入ります。

 

東横線の田園調布から横浜までと、東海

道線の横浜から大船までのマンションを

記憶していく。

毎日朝8時から夜の11までです。

睡眠時間は、4時間弱ぐらいでした。

 

それを6月1日から30日まで、1日も

休まずにやり続けたら、僕が売却依頼を

15件、同行した営業マンも15件取れ

たんです。

彼の給料も100万円。

まあ、そこから依頼を取った物件の売却

は簡単ではなかったですけど。

 

ただ、他の営業マンよりは大変ではなか

ったんです。

なぜなら他の営業マンは、社長の秘策を

実行していたからです。

僕らがその後に起きるトラブルを予想し

てやらなかった社長の秘策。

それは、配布チラシの裏面に書く簡易査

定額です。

 

僕らは事前に時間をかけて調べて、各マ

ンションの査定額を把握していた。

田園調布から大船までの数百物件の価格

をです。

 

他の営業マンはそこまではやらない。

そこで出した社長の秘策は、とにかく高

めの査定をしろ。

「価格の分かっているものは、2割増し

以上で簡易査定しろ」

「価格の分からないものは、自分の感覚

プラス 1000万円で査定しろ」

「依頼を取ったら価格を下げさせろ」

 

 

当然、他の営業マンはトラブル続出。

いら立つ社長は、

「ウソと営業力で客をねじ伏せろ!」

 

僕はここで大事なことを学びました。