yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

不動産なんか要らない(銀行の不動産情報③/⑫)

 

信託銀行は不動産を扱えます。

でも都市銀行は不動産を扱えません。

唯一扱える都市銀行は、りそな銀行だけ

です。

 

これは、金融機関の歴史に関わることな

のですが、ざっくり言うと「お金」の他

に「不動産」という大きなものを銀行に

扱わせると、あまりにも経済の心臓部を

握りすぎるということと、不動産業者さ

んの反対があったため。

 

ただ、今のように都市銀行地方銀行

第二地方銀行、信用金庫、信用組合、JA

なんかの共同組織型金融機関に分かれて

いなかった時代があって、それを今のよ

うなカテゴリーにした時に、不動産を扱

えるのが、その業務の性格上で信託銀行

だけになった他、最後までカテゴリー分

けに返答しなかった大和銀行(現りそな

銀行)が、なし崩し的に不動産を扱える

ことになったためです。

 

バブルのころ、不動産案件が多すぎて、

信託銀行がその全部を扱いきれなくなっ

たときに、個人向け不動産子会社として

「〇〇信託不動産」を創設しました。

それが今の、「三菱UFJ不動産販売」、

「みずほ不動産販売」、「三井住友不動

産販売」です。

 

そこで扱う不動産案件は、一般の不動産

会社が扱う案件の他、債権債務に関わる

もの、3億円程度までの小規模法人の案

件、事件事故案件、節税タイプの案件、

相続、裁判に関わる案件、富裕層の資産

組み換え、投資用不動産、省庁関係の不

動産などなど多岐に渡ります。

 

でも派手な不動産取引きや、複雑な不動

産取引きだけではありません。

意外と地味なんだけど、普通の不動産会

社で、はなかなか扱えない不動産情報も

あります。

 

その中で何度かあったこと。

ちょっと驚いてしまうようなこと。

それが、相続のときの不動産事案です。

 

男性のほうが平均寿命が短いのは知って

の通りで、今は81.6歳。

女性の平均寿命は87.7歳です。

つまりご主人が亡くなったあとで、奥さ

んが相続する可能性が高い。

 

ここでよくあるのが、男性は不動産好き

な人が多い。だけど女性は、あまり好き

でない人が多い。

自宅以外でご主人の持っている不動産の

ことを知らない人も結構います。

 

 

そして相続があると面倒くさいのか、

「私、不動産は要らないの。面倒なのは

嫌だから、なんとかして」と言います。