yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

くれるから、もらった不動産(銀行の不動産情報④/⑫)

 

一つは、横浜市泉区の土地。

泉区の白百合というところに、旦那さん

が残した土地がありました。

70代後半の奥さんは、土地があるのは

知っていたけど、見たことがない。

当然、場所も知らない。

 

この案件も、信託銀行からの相談案件で

した。

信託銀行の不動産課にとって、40坪程

度の小さな案件は、邪魔なだけです。

すぐ僕に回ってきました。

 

そのお客さんを訪問したところ、やはり

興味がない感じ。

そして、こう言ってきました。

「この土地は見たこともないし、興味も

ない。面倒だから、早く売って。別に高

くなくてもいいから」

 

翌日、その土地を見に行ったところ、半

分ゴミ捨て場みたいになっている。

ちゃんと管理してなかったみたいです。

境界標を確認して物件の写真を撮って会

社で報告書を作り、翌日にそのお客さん

を再度訪問しました。

 

こんなふうに、不動産にはまったく興味

がない人も珍しくはありません。そう、

煩わしいんです。

資産ではなく、ただの空き地。

そんなものを持っていたくない。早く換

金したい。

この案件は、横浜の建売り業者さんに、

買い取ってもらいました。

もちろん両手手数料。更に建物が建って

から現地販売をやって客付け。

もう一度売買して、両手手数料でした。

一粒で二度美味しいってやつ。

 

こんな感じで他のお客さんでも千葉の土

地、栃木の土地、鎌倉の土地なんかの他

で何度も契約。

みんな別々のお客さんですが、共通して

いることは二つ。

・70代の奥さんが、ご主人からの相続

で受けた土地。

・その土地があるのは知っていたが、一

度も見たことがないし、興味もない。

 

こういうときは全部同じパターンになり

ます。「とにかく、早くお金にして」。

結果、すべて同じように、建売り業者さ

んで買い取り。

つまり、両手手数料契約が2回。だいた

い2回合わせて、500~600万円ぐ

らいの仲介手数料です。

相続を受ける人の中には、結構裕福な人

もいる。

不動産がいくらで売れるかも、あまり興

味がないんです。

 

 

そしてある時、相続を受けたという箱根

のリゾートマンションのお客さん、

「要らないし売るのも面倒だから、セン

バさんにあげようと思うんだけど」

 

もちろんもらいました。

くれるというからもらいましたが、コン

プライアンス的には、全くアウトです。