テニスラケットを買わなくなってから、
もう十数年経ちます。
でも正確に言えば、7年です。
意味が分かりにくいですが、新しいラケ
ットを買わなくなってから十数年。大昔
に発売されて、当時は買えなかった中古
ラケットをヤフオクなんかで手に入れて
たころからは、7年経つという意味。
中古ラケットや未使用の年代物は、ドネ
ーのボルグプロやオールウッド、ウイル
ソンのジャック・クレーマー、ロシニョ
ールのラディアンなんか。
テニスをやる機会が減ったこともありま
すが、魅力的なラケットが出なくなった
ためです。
いま使っているのは、ウイルソンのプロ
スタッフツアー100スクエアインチ。
少し前まで90スクエアインチを使って
いたのですが、ツラくなってきた。
ストロークが、サービスラインあたりで
へたってしまう。
そこで100スクエアインチにしてみま
した。このラケットは凄く気に入ってい
たので、90と100で合計8本持って
います。
でも、たまに新しいラケットが欲しくな
ったりもする。そんなことを考えていた
2020年5月、あるテニス雑誌にプリ
ンスファントムグラファイト(通称プリ
グラ)の特集が載っていました。
久しぶりに出た本格的なプリグラ。気持
ちが高ぶってすぐ買おうと思った。
プリンス ファントムグラファイト
しかし、その特集を見ていると何かが引
っかかる。
コンセプトやデザイン、カラーリングは
すごくいい。元のプリグラにうまく融合
している。だけど何かが引っかかって、
ほんのちょっとだけ違和感が残ってしま
いました。
その答えは、クロスバーです。
いまのラケットには要らないんじゃない
のか。それが特徴だったとしてもです。
結局、踏ん切りがつかずに買っていない
し、試打もしていません。だからこのラ
ケットのレポートができない。
分かりやすいレポートでは、
「Tennis Classic」さんの編集部(広)イ
ンプレッション がいいと思います。
伝わりやすい言葉で簡潔に書いていて、
すごくイメージしやすい。
でも、このラケットで問題だと感じたの
は、欲しい人や本当の購入層が、すでに
50代以上になっていることなんです。