yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

急ぐときは高速道路を使え((青森~大阪4日間③/⑧)自転車100kmライドって何?⑱)

 

藤沢に入ると湘南の海が見え、少し気持

ちが高ぶってくる。小田原までは、海に

近い1号線を進みます。

ちょっと上りがキツかった箱根の坂を越

えて、芦ノ湖へ到着。そこから名古屋方

面へ向かってペダリング

静岡~浜松と淡々と距離を稼ぎ、19時

ごろに名古屋へ到着。市内を抜けてから

休憩したら、走る気が失せてしまった。

もう50kmぐらい頑張ればよかったんで

すが、さすがに疲れてしまった。

 

今日の走行距離は約270km。3日間で

約1020kmを走破。正直な気持ちとし

て「やめたく」なっていました。疲れて

身体がいうことをきかないし頭も働かな

い。もしスタートしたばかりのフレッシ

ュさがあったら、多分夜中も走り続けて

大阪を目指したはず。

名古屋市郊外にあった歯医者さん前のバ

ス停のベンチで休憩していたら、そのま

ま寝てしまいました。まだバスが動いて

いた時間だったので、行き倒れみたいに

なって爆睡。時代が違うかもしれません

が、普通は補導されそうな状態です。

 

早く寝たせいか3時には目が覚めて、食

パンだけ食べて出発。ちょっとボーッと

している。そのせいか「大阪」の道路表

示を見てゆるい坂を上がって走ると、周

りの車からクラクションを鳴らされた。

なんか雰囲気がおかしいと思ったら、高

速道路に入っていました。

最近聞いたことがある、〇〇イーツの配

達員みたいなことを43年前にやってし

まった。

あわてて次の出口で高速を降りて、国道

1号線へ戻ります。

 

そこからは、またあまり記憶に残ってい

ない。覚えているのは三重県から滋賀県

の県境である鈴鹿峠を越えて下りに入っ

ってから、軽トラックが僕を追いて行っ

たこと。

鮮やかでハッキリと、そしてゆっくりし

たその景色は何故か覚えています。それ

から追い抜きざまにその軽トラックは、

急に左に曲がった。

横に、自転車に乗った僕がいるにも関わ

らずです。

 

 

大きなにぶい音が響き、前方に投げ出さ

れるような感覚。

でもその瞬間の「前方に投げ出されるよ

うな感覚」以外は頭から完全に抜け落ち

ています。真っ白になった。