yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

次は最後のロングツーリング((青森~大阪4日間⑧/⑧)自転車100kmライドって何?㉓)

 

何を言ってるんだという顔で、僕がその

大会関係者を見ていたのを察したのか、

別の係員が声を掛けてきました。

「いや、この人の言う自転車ってのは、

レース用の自転車。トラックレーサーの

ことだよ」

ロードレーサーも持っていないの?」

「レースに出たこともないんだよね?」

 

当時も発売されていたサイクルスポーツ

を毎月買っていたし、ときどきニューサ

イクリングという月刊誌も買っていたの

で、そういう自転車があるのは知ってい

たんですが、興味がなかった。

だから、もちろんレースに出たこともな

く、今日初めてこういった大会に来たこ

とを伝えると驚いたように、

「健脚だねー。たまにツーリング車で大

会に来る人がいるけど、今までで一番速

いよ。」

「惜しいなー、トラックレーサーで走っ

てたら、多分優勝していたなー」

 

(!、そうなの?そんなに違うの?)

後で考えたら、この時の僕は面倒くさが

って夏の装備のままだった。

ツーリング車ということだけでもハンデ

なのに、ライト、泥除けはもちろん、フ

ロントキャリアとリアキャリアも付けた

まま。

ツーリング車なので、1インチ3/8のWO

タイヤ。割れたトークリップに伸びきっ

たトーストラップ。シューズは学校で履

いている安い運動靴で、当然シュープ

ートも打ってない。

それにしてはいいタイムだったらしい。

 

確かに、夏のチャレンジで鍛えられた気

がするし、何よりチャレンジ中は誰にも

追いつかれなかった。

 

これはツーリングに出てみないと分から

ないんですが、同じ方向にツーリングで

走っているサイクリストがいると、遅い

サイクリストは追いつかれることがあり

ます。

高校1年の青森一周のときは、何度も追

いつかれた。でも昨年の北海道一周のと

きは、15日間で1度しか追いつかれた

ことが無く、逆に何人もに追いついた。

そして今年の青森~大阪のチャレンジで

は、誰にも追いつかれなかった。

つまり確実に体力や脚力が上がってる。

 

 

これがきっかけになり、自転車の仕事で

生きていけないかなと考えるようになり

ました。できれば自転車選手として。

大学に進学するつもりだったので、来年

は最後のロングツーリングに出て、その

後は自転車競技だけに専念することに決

めました。