そして、この話の最初に出てきた買主の
Mさんに電話します。
「Mさん、マンションを買おうと思って
いませんか。驚くぐらい希望に近い未公
開物件があります。ぜひ見てください」
探してもいないのに、希望に近い物件っ
てなに?・・・・になります。
でも思った通り売買契約に進みました。
実は、売主の奥さんから、三つの条件を
言われていました。
一つ目は、早く売却すること。
二つ目は、売却情報を公開しないこと。
三つめは、不動産業者に売らないこと。
なかなか厳しい条件です。
よく同じようなことを言ってくるお客さ
んもいますが、今回はきちんとした理由
があります。元のご主人にはここに住む
と言ってある。売るのを秘密にしたい。
だから情報公開したくない。また、不動
産業者だと安くなりそうと思っている。
ま~その通りです。
だから不動産営業の勘で、Mさんに声をか
けました。他には誰にも言っていない。
ただ価格は不動産業者の買取価格です。
一般価格より安いのですが、個人に売る
のであれば気にならないそうです。
いざ契約が決まると、契約から残代金決
済・引渡しまでスムーズに進みました。
ブログの初めの記事に書いてますが、僕
の不動産専門ファイナンシャルプランナ
ー個人事務所の営業方法について聞かれ
ることがあります。
今回の件でいうと、案件開拓と客付け営
業を行いました。そして物件調査の基本
資料は既に揃っている。
何しろ自分で管理しているマンション。
管理規約や総会議事録、管理費と修繕積
立金なんかの他、重要事項説明書が作れ
る資料は全部手元にある。しかも不動産
経験が長いので、このマンションだけで
も15件以上の売買経験もあるし、この
マンションの契約書と重説の雛型も作っ
てあります。
仲介する不動産会社は、僕がシニアコン
サルタントをやっている横浜の会社。そ
の会社に直近の物件調査と、今回のお客
さん用の契約資料作成を依頼します。
今回の僕の報酬は、約100万円です。
サラリーマン時代より多い毎月の給料の
他に、こういった案件がいくつか進んで
います。