yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

クレーマーに捕まりました(明日、100回謝りに行きます②/⑤(不動産百話⑨))

 

僕が好きな本の一冊に「バカの壁」とい

うのがあります。養老孟子さんの本。タ

イトルはやや過激ですが内容は分かりや

すく納得できる。要約すると「価値観の

違う人とは分かり合えない」、「人は知

りたくないことに耳を貸さない」といっ

たもの。

 

trust-work.jimdosite.com

 

僕の担当しているマンションは、全部で

100戸。1戸に平均3.2人住んでいる

ので、全住民の数は約320人。そこそ

この大きさです。

 

さてこの100戸の問題。それは確率の

問題なんですが、だいたい30~40戸

に一戸の確率で、気難しい人に当たりま

す。ただ気難しいだけならばいいんです

が、ともすればクレーマー。

 

よくあるのは、いつ行っても管理員がい

ない。

「どこに行ってるんだ。こっちは急ぎの

用事があるのに、まったく」

 

あるいはいつ見ても管理員が管理室にず

っといる。

「何やっているんだ。何もしないんだっ

たら、そんなのに管理費が払えるか」

 

これには理由があって、その人の生活時

間と管理業務の時間が合わないだけ。

 

管理員の日常業務の大きなものは二つ。

建物の巡回と清掃。特に巡回。

建物の巡回は、勤務時間によって1回だ

ったり4回だったりします。そのマンシ

ョンの規模によって変わりますが、全戸

数10戸ちょっとと規模が小さいマンシ

ョンだと管理委託費が少なくて、月に1

回2時間程度の巡回管理ということもあ

る。反対に規模が大きくて、1000戸

なんてマンションだと、24時間管理で

管理員は4人交代。夜間は警備員が管理

と巡回を行っている。更にタワーマンシ

ョンなんかだと、管理員の他に正社員や

事務スタッフ、コンシェルジュが勤務し

て、ホテルのフロントみたいになってい

たりします。

 

今回の定期総会の議案書がおかしいと気

づいたのは配布した後です。

監査報告できていないんじゃないかと心

配になって確認したら、別なマンション

の監査報告書がとじ込んであった。

すぐに支店の担当者に報告するも、体調

不良で数日前から休んでいました。

 

 

とにかく全部回収をしないといけないの

で、担当者の上席課長と各住戸を一軒ず

つ訪問。するとある部屋で玄関扉前に立

っている男性がいました。

 

「待っていたよ・・・」