yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

おら司法書士ビギナーだべ(おら司法書士ビギナーだべ①/⑤(不動産百話⑩))

 

大昔のことです。

僕が小学生だから何十年も前。

 

実家の青森では、テレビのチャンネルが

3つしかなかった。NHKが二つと日テレ

系のチャンネルだけ。

 

trust-work.jimdosite.com

 

そんな田舎で、それを表すようなものが

ありました。

テレビで始まったアニメの「いなかっぺ

大将」です。田舎の山の中で熊を投げ飛

ばしていた少年が、柔道をするために東

京に出て行く物語。

巨人の星」や「荒野の少年イサム」な

んかを書いた故川崎のぼる先生の作品。

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大ちゃんとにゃんこ先生(参考「タツノコプロ」)

その初めは確かこんな書き出しでした。

「ここは青森市から東北本線で30分ほ

どいったところの田舎の物語」

遠い記憶なので、かなり違っているかも

しれませんが、そんな感じだった。

歌は、16歳の天童よしみ さん。

 

僕の田舎は、青森市から東北本線(現在

の「青い森鉄道」)に乗って約30分の

場所にあります。そのころの僕は、主人

公の「風大左衛門」に近い年齢。熊を投

げ飛ばしたことはありませんが、自分と

重なりました。

ちなみに僕の母親は、吉幾三さんの「お

ら東京さ行ぐだ」の隣町出身です。

 

その田舎で不動産の相談がありました。

亡くなった父親の姉からの相談です。

姉、つまり叔母さんはもう93歳。ご主

人は既に亡くなっていて、子供もいませ

ん。当然自分の親はずっと前に亡くなっ

ています。

相続の問題がいつ来てもおかしくない。

しかも複数の不動産を持っている。

 

僕は不動産では、相続案件も数多く取り

扱っています。宅地建物取引士(登録実

務講習講師)、2級ファイナンシャル・

プランニング技能士、住宅金融普及協会

住宅ローンアドバイザー、銀行業務検定

協会相続アドバイザーを持っている。

 

このケースでは、兄弟が相続人になりま

すが、11人もいた叔母の兄弟も7人が

亡くなっています。

叔母はお金の心配をしなくていい生活だ

ったのですが、不動産を残すことを気に

していました。

僕の経験上そういう人が多い。実は不動

産は換金性に劣るからです。

でも大丈夫! こんな田舎なのに買主を

見つけました。ただ僕が心配したのは登

記移転のこと。高齢者の場合は、不動産

売却の意思確認を司法書士が、かなり慎

重に行います。事故が起きると自分の責

任になることもあるからです。

 

 

調べると、町には司法書士事務所は一軒

だけでした。

電話して事情を説明すると、断られた。

 

Y司法書士

「無理だなぁ~~。だって、おらビギナ

ーだべ~」

どういうこと・・・?