yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

君は孫悟空か?(おら司法書士ビギナーだべ③/⑤(不動産百話⑩))

 

つまり、不動産取引に関わる登記で事故

が起きると、司法書士さんが責任を負う

ことになったため、慎重にならざるを得

ない。その辺りが分かっているから、契

約を慎重に進めて書類も揃えたのに。

 

trust-work.jimdosite.com

 

93歳の叔母は、不動産のことはよく分

かっていません。

今回契約する不動産は、駅から徒歩5分

の土地。町が造成した分譲地の中にあり

ます。小学校や中学校が近く、平らでそ

こそこ便利な場所です。

土地の大きさは約36坪の宅地。売買価

格は200万円。坪6万円以下と格安。

すぐそばの基準地価が坪11万円程度な

ので、実勢価格は本当は500万円ぐら

い。でも叔母は、ご縁を大事にして安く

売りたいとのこと。

 

こういった時に必要な、売主である叔母

の書類等は次の通りです。

・登記済権利証

・実印

・印鑑証明書

・住民票

・戸籍謄本等

・本人確認書類

 

事前に確認したところ、気になることが

分かりました。

権利証が無い。

これは結構大変なことです。

 

以前は不動産を所有している成人二人が

保証人になれば権利証が無くても所有権

移転が出来ました。

でも今は違います。

法務局に申請して、本人確認の書類が自

宅に郵送され、それに必要事項を記入し

法務局に返す。時間がかかります。

または司法書士が本人確認をする。こっ

ちの方が時間はかかりませんが、司法書

士が嫌がる。責任が重い。特に売主が高

齢者の場合は、とても嫌がる。

 

でも何故か「不動産売渡証」がありまし

た。しかも朱印がある。

記憶を頼りにY司法書士に確認すると、や

はり権利証の代わりに不動産売渡証を交

付している時代があった。朱印があれば

権利証と同じで、良いとのこと。

 

また高齢なので、数年後に起きる可能性

のある相続発生に備えて、「戸籍の全部

事項」と以前あった紙の「改正原戸籍」

も揃えました。

更に顔写真付きの本人証明書が無かった

ので、今回は別な2通以上も確認した。

・健康保険証

介護保険

後期高齢者認定証

 

 

そしてY司法書士に連絡すると、テンショ

ンが更に駄々下がり状態で、

「おら、やっぱりビギナー、無理だ~」

 

また言ってるし。

おらって、孫悟空かよ・・・。