yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

彼はプロ中のプロでした(おら司法書士ビギナーだべ④/⑤(不動産百話⑩))

 

交渉や手続き、交通費がかかったんです

が、叔母からもらった謝礼は5万円。

買主さんからは寸志の1万円でした。

 

trust-work.jimdosite.com

 

「横浜」から「七戸十和田」駅までの往

復交通費が、31,800円(新幹線)。

登記や現地調査が、7,000円。

他に電話代や通信費が、2,000円。

不動産仲介業者を通さない本人同士の売

買契約(相対(あいたい)契約という)

なので、仲介手数料は無し。

つまり、60,000円もらってるけど、

40,800円出費している。利益はわず

かに、19,200円です。

不動産会社であれば受けられない売買。

 

以前いた銀行系の会社では、800万円

以下の不動産や地方の不動産売買は引き

受けられませんでした。リスクが大きす

ぎるからです。不動産売買のときには、

仲介会社にもリスクがあります。

調査の精度やお客さんのタイプなんかで

も、思わぬ問題に発展することもある。

だから、低い金額の不動産取引には関わ

れない。

営業マンにとっても、物件価格が低いと

仲介手数料も低くなるので、歩合給に響

きます。800万円の売買価格だと仲介

手数料の上限は、税抜き30万円。

これだと経費すら出ないケースもある。

やりたくありません。

 

今回は相対契約なので、売買契約書は文

房具屋さんで売っているもののレベル。

重要事項説明書もありません。

 

幸い買主さんは、この物件のはす向かい

の人で、ここに40年以上住んでいる。

このあたりのことは僕よりも詳しいし、

設備も上水道と下水道図面を持っていま

した。こういった場所は水道さえ分かれ

ば大丈夫なんです。電気は東北電力です

し、ガスはプロパンガスです。

どういうふうに引いてあるか分かりにく

い水道関係がちゃんとしていれば、問題

は起こりにくい。

また、隣地との境界も国土調査の成果が

あり、しっかりしていました。

 

後は司法書士さんを探すだけ。

青森の司法書士会に登録されていた人の

中からビギナーではない業務経験の長そ

うなS先生に電話したところ、快く引き受

けてもらえました。

 

 

そのS先生から聞いた意外なこと。

それは「おらビギナーだ~~」と言って

いたY司法書士さんが、プロ中のプロだっ

たことです・・・。