yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

なんか緑が濃いぞ(北海道~九州⑨/㊵(自転車100kmライドって何?㉜))

 

関門橋に着くと、車だけでなく人や自転

車が通れるトンネルもありました。人道

と言います。確かにそのとおり人の道。

エレベーターで60mぐらい降りてから、

トンネルを進んで行く。人は無料で、自

転車は20円です。

トンネルの真ん中あたりに、山口県と福

岡県の境がある。

 

trust-work.jimdosite.com

 

人道なので自転車は押して歩かなければ

いけない。この上に海があると思うと、

これもなんか不思議な気がする。

 

福岡県側にあるエレベーターに乗って地

上に出ると、なぜか日差しが強い。気の

せいなのか緑も濃いぞ。そうやっと、つ

いに九州に着きました。10日めで。

思ったよりも日にちがかかった。観光を

したのもありますが、ざっくりの計画で

は、8日で九州に着ければラッキーぐら

いに思っていた。

 

特になにかある訳ではないんですが、国

東半島に行きたかった。海沿いは気持ち

よく走れそうだと思ったこともあって。

大分県の北東部にあるこの半島は、奈良

時代から平安時代にかけ、六郷満山文化

と言われる独特な山の宗教文化が栄えた

場所です。そのために、山の中に寺院群

が点在している。

ただ今回は、全体的にスケジュールの余

裕がない。お寺を一つも見ないで走り抜

けました。今日のお目当ては、その先に

ある臼杵です。

国宝である臼杵石仏は磨崖仏です。これ

は、巨大な石や岩壁に彫刻した仏像のこ

とで石仏の一種。ここに寄ってみようと

思ったのは、写真で見た石仏の表情が豊

かで優し気だったため。そして、誰がど

のように何の目的で造ったのかが分かっ

ていないところが興味深く思えたから。

首が落ちている石仏が印象的です。長い

年月でもろくなったんだと思いますが、

その落ちた首が何故か特別優しい顔をし

ていた。

 

 

山の中の崖に彫られた印象的で不思議な

光景。昨日見た明治維新に関わるものと

は違う時代。こういったロングツーリン

グでなければ、なかなかまとめて見られ

ない。それが出来る幸せを感じながら進

んでいく。

今日は臼杵の南隣にある津久見市の、屋

根つきバス停にもぐりこんで就寝です。