yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

情報が洩れているタイミング(不動産、逃した三匹の一匹め⑤/⑯(不動産百話⑫))

 

「畑を農地から解放します」というこの

謎の手紙が複数の土地所有者さんに来た

タイミングと、あるブローカーが土地情

報を持って来たタイミングはほぼ一緒。

グリップが出来ている不動産買取業者さ

んにしか流していないはずのレア情報な

のに、何故か土地所有者さんに謎の手紙

が届き、知らないブローカーがこの情報

を持ち歩いている。

 

trust-work.jimdosite.com

 

そのブローカーは、初めて会って名刺を

交わしただけなのに、

「信頼できるセンバさんだからお話させ

ていただいてるんです」とか言ってる。

 

(いま会ったばかりだろう)と思いなが

ら話を聞いていくと、この情報はある非

常に信頼できる筋からの確実なもので、

自分たちだけにしか扱えないものなのだ

そうだ。そう、いま会社を挙げて全員で

取組んでいるらしい。

(勝手に全力を挙げるな)と思いながら

「場所は面白いけれど、でも市街化調整

区域の畑ですよね。何も使い道がない」

とこの土地の欠点を指摘すると、そのブ

ローカーは、

「普通はそうです。でもある方が、この

土地の地目である「畑」を、農地法から

解放する手段を持っているんです」

 

(あれっ、あの手紙みたいなことを言っ

ている。何だか怪しげな匂いがする。ど

こか特殊な信教っぽい)

ここでそのブローカーに、その情報元と

先に何社あるかを聞いてみました。

当然に情報元は言わない。なぜ言わない

かというと、言ってしまうとその情報を

流してくれた先に迷惑がかかることがあ

るから。あるいは実は情報元のことを知

らない。またはその情報元に直接連絡を

取られて自分たちがこの売買から外され

てしまうのを防ぐためなんかです。

そして、自社の先に情報を流している会

社やブローカーが何社入っているかとい

うのに対しては、必ず直接取引だ、ある

いは1社だけだと言います。

ここが何社もあるようだと、なかなか情

報先に繋がりにくくなったり、情報の精

度が低いと思われるから。

 

 

でも今回のように情報が洩れるタイミン

グが一緒だと、やはりグリップしていた

はずの業者さんしか考えられない。

もしかしたら、あいつか・・・・・。