そして2回目は、息子の交通事故。
就職して1年目。会社を創立してから初
めて新入社員がとった「社長賞」。その
授賞式の少し前です。
休みの日に自転車で買い物に行った帰り
道。停車中のタクシーの横を通り過ぎよ
うとしたら、そのタクシーが後方確認を
しないうえウインカーも出さずに、急に
に転回した。それに巻き込まれました。
ボンネットに背中から落ちて、更に道路
に投げ出されました。片側2車線の道の
真ん中に落ちて転がり出血。意識なし。
救急車で運ばれた先の本郷台の病院。妻
が駆けつけたときには、幸いなことに意
識が戻っただけでなく話もできました。
そして顔や手足にたくさんの擦り傷はあ
るものの大きなけがは全く無くて、その
日の夜に家に帰れた。一番ひどかったの
は前歯。1本は根元から折れ、もう1本
は半分が欠けていました。
家のベッドで寝ていた息子の唇は大きく
腫れあがり、無数の擦り傷がある。閉じ
た瞼には涙があふれている。
うわごとで、
「なんでだ」
「何も悪いことをしてないのに」
「なんでだ」
それを聞いていると、こらえきれずに泣
いてしまった。
そして今回の妻の病気です。
どうしても自分たち家族に起きるような
ものではないはず。なぜならその確率。
わずかに、4/10万 です。
なんだこの確率は。普通だったら当たら
ないだろう。当てるのが無理な確率。そ
れがなんで僕の家族にふりかかる。
意味が分からない。
妻の実家の両親に、おおよそのことだけ
あまり驚かせないように伝えます。
また、何とか担当医からの話が聞けない
か、もしもそれが無理なら妻と面会でき
ないかと思い、病院に電話をしました。
そしたら電話に出た受付の女性が、
「???。なに言ってんの、あなた」と
いう感じの受け答え。
そうでした、新型コロナ。
今はどこの病院でも面会ができません。
15時すぎに妻から電話があり、今日病
院に来れないかとのこと。急いで夕方と
夜の業務をキャンセルして病院に向かい
ます。18時に担当の先生とアポイント
が取れました。