yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

初めての、じぇじぇじぇ(不動産、逃した三匹の一匹め⑦/⑯(不動産百話⑫))

 

実はこの話しは、書くのをしばらくため

らっていました。いや、封印しようとさ

え思っていた。

なぜなら大きなトラブルになって、裁判

にもなったからです。今もこの案件は解

決していないし、新橋の弁護士事務所が

入っていて、もう売主さんの一部とは、

直接に話をすることも禁じられているし

僕を拒否する人もいるからです。

 

trust-work.jimdosite.com

 

そのなれなれしい男性は、埼玉県東松山

市にある「箭弓稲荷神社」そばの小さな

不動産会社の部長でした。

初対面というか、初めての電話なので対

面もしていないのに、「センバちゃん」

と「ちゃん」づけで呼ぶ馴れ馴れしさ。

こういった人たちとは、今までいいこと

がありませんでした。これからもきっと

いいことがない気がする。

 

「あの土地を扱っている会社と、その担

当者が分かんなくて苦労したぜ~~~」

「センバちゃん、あんた困っているでし

ょ。なにしろ調整区域の畑だもんね」

「とにかく一度会おうよ。俺がそっちに

行くからさ」

なんか勝手に進めている。

 

実は、土地の持ち主の法人さんからも、

その相手を見極めるために、先に僕だけ

が会って、話を聞いていいものかどうか

判断してほしいと頼まれていたんです。

 

銀行に依頼し、この馴れ馴れしい不動産

会社が、業務上の事故なんかを起こして

いないか、あるいは反社会的な組織に関

わってないかを調べてもらいました。銀

行や銀行系の会社は、初めて取引する会

社や個人には、銀行独自の信用情報シス

テムを使うことが多いんです。何かに巻

き込まれてしまってからでは遅い。取り

返しのつかないことになってしまうこと

があるからです。

 

幸い、翌日の約束時間までに、この会社

と馴れ馴れしい不動産会社の部長には、

事件・事故に関するものは出てきません

でした。これで取りあえず少しだけ安心

して、話しぐらいは聞くことができる。

 

 

約束の時間ぴったりに表れた H部長。い

きなり、

「あの土地は畑だけど、俺がそれを変え

てみせるわ」

「じぇじぇじぇって思ったでしょ」

 

初めて「じぇじぇじぇ」を聞きました。