yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

本当のお金持ちは地味です(不動産、逃した三匹の一匹め⑫/⑯(不動産百話⑫))

 

そして売買契約。

市街化調整区域の畑で広域避難区域のま

まだとしたら、たぶん一坪あたり 10万

円程度。それが埼玉県大宮市の JRの駅か

ら平坦で、徒歩20分だとしてもです。

でも今回は、一坪あたり 50万円。そう

なると2000坪で、総額1億円。これ

をそれぞれの持ち分で分けます。

 

trust-work.jimdosite.com

 

今回の土地の持ち主さんは、1法人さん

と6名の個人のお客さん。

法人さんは道路から離れた側の土地を持

っています。約1000坪。ということ

は、売買金額5000万円。まったく売

れないと思っていたお荷物のような土地

が、5000万円にもなる。ふつうの会

社にとってはそんなに大きな金額ではな

いはずですが、長野県の中堅メーカーと

してはありがたい金額です。

なぜなら日本の真の金持ちは、中小の会

社のオーナー社長だから。彼らは大企業

のサラリーマン社長とは違い、会社のお

金を自由にできます。自宅を事務所とし

て登録して、信じられないぐらいの豪邸

に住んでいたり、高級車を何台も持って

います。それらは節税の対象だったり、

会社の経費で買ったもの。それを自由に

できるのは、中小企業のオーナーだけ。

 

この 5000万円だって、実質は自分の

お金みたいなもの。

ただし気をつけていることもあります。

それは周囲からねたまれないこと。お金

持ちだということが知られると、いいこ

となんかはありません。いろんな訳の分

からない投資や寄付のお願いがきたり、

ともすれば家族が犯罪にまきこまれてし

まったり、危険な目に会うこともある。

また、陰口も多くなる。

だから派手な高級品なんかは持たず、目

立たないけれど驚くような高い服、時計

やバッグを持っています。そして車なん

かはレクサスとかで、ベンツには乗らな

い。特に地方だとベンツは目立ちます。

たとえそれが中古の4年落ちで、節税用

に買ったものだとしても。

 

 

契約時に売主さん達が不審に思うことが

ありました。

登記簿の地目が「畑」から「原野」に変

わっている。自分達が知らない間に。

少しだけ、不穏な空気が流れ出した。