yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

本社の大契約室でこっそり契約(不動産、逃した三匹の一匹め⑬/⑯(不動産百話⑫))

 

本当のお金持ってなんだ。お金さえ持っ

ていれば、本当も嘘もなさそう。

 

確かにそれは正解です。

今でも、一代で財産を築いたり、若くて

も投資なんかで成功することもある。

でもここでいう本当のお金持っていうの

は、数代続いたお金持ち。そんなに大き

くない不動産会社の3代め社長。造り酒

屋の5代め社長。地方の製菓メーカーの

4代め社長。

派手なことをしない。子どもの時から高

い教育を受けて、なおかつ生活の教育も

受けていて、まわりに敵を作らない。

 

trust-work.jimdosite.com

 

こういうと、

「せっかくお金を持っているのに、楽し

くないじゃない」

そう言ってくる人がいます。

 

でもそうじゃなく、お金の使い方を知っ

ている。本当に良い物や美味しい食事に

は惜しみなく使っています。買い物だっ

たらデパートの外商で買いますし、車だ

と、それを分かっているディラーの一番

上の営業マンが専属でついている。そし

て食事なんかは、いきつけの本当に美味

しくて、テレビでは紹介されることがな

い店で食べることが多い。

 

勝手に「畑」から「原野」に変えられた

ことが分かった契約室では、なんとなく

不穏な空気が流れています。

だいたい、契約前のそれぞれの思惑も良

くない。情報元の都市銀行は、これまで

30年近くも売ることができなかった土

地を、なんとか契約しろと言ってくる。

僕の会社は、そんな危ない契約はするな

と言っている。銀行の担当者は、なんと

 100万円の裏金を、個人で要求してい

る。そして他に漏れないようにしていた

情報は、一部の業者からダダ漏れしてし

まった。

 

でも最も致命的なのは、僕の会社の上席

と事務関係です。

なぜなら不動産の売買をするのに、会社

の判が押せない。そう、仲介できない。

 

だから苦肉の策として相対(あいたい)

契約にしました。売主と買主が直接売買

契約を結ぶ契約なので、仲介判は要りま

せん。

 

 

都市銀行の上と僕の会社のエライ人が話

した結果、この契約に会社は一切関与し

ていないことになった。

本社の大契約室で契約しているのにも関

わらずです。