yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

謎のテンション、B !(昨日妻が急性白血病になりました② ・ ⑤/㊿)

 

全部が正確かどうかは自信がない部分も

ありますが、抗がん剤が効かないという

のはこんなことでした。

 

白血病細胞が増えていく。

通常は血液細胞の元になる芽球というも

のが骨髄から出て、6段階を経て成長し

ます。だいたいがその途中で細胞が異常

化し、白血病細胞に変わってゆく。しか

し妻の場合は、一番最初の段階、つまり

骨髄から出たらすぐに成長しなくなり、

正常な血液になるのを止めてしまうとい

うもの。段階で言うと、エムゼロと言わ

れるレアケースだそうです。

 

trust-work.jimdosite.com

 

そこでアザシチジンという抗がん剤を投

与しました。でも効かなかった。その効

かないという意味は、白血病細胞が無く

ならないということではない。白血病

胞は少なくなりました。でもゼロにはな

らない。何度調べても、少しだけ残って

いる。そして、白血病細胞が減っただけ

正常な血液ができると思っていたら、そ

うはならなかった。正常な血液にならな

いで、脂肪細胞になってしまいました。

 

なので次の段階である、移植に舵を切っ

た。骨髄バンクにも登録しながら、妻の

兄弟の白血球の型を調べました。でも妻

の兄弟とは、残念ながら型が合わなかっ

たんです。また、骨髄バンクに白血球の

型が合うドナーさんはいましたが、実際

にそのドナーさんの都合にスケジュール

が左右されるため、ともすれば半年も待

たされることがある。するとその間は、

ただただ待つしかない。心配なのは、現

在は進行が遅いタイプなのが、待ってい

る間に早いタイプに変わってしまうかも

しれない。またこの期間に、体調を崩し

たり、体が弱っていくことも多い。

だからドナーさんを待つよりも、早くで

きる臍帯血移植に踏み切ることになりま

した。

 

移植をすると、血液型が変わることがあ

ります。その移植した骨髄や臍帯血に含

まれる血液型になるんです。

 

 

H先生から、

「今回、奥様に移植される臍帯血の血液

型は B型です。奥様は B型になります」

 

「やったー、 B型だー!」

妻は、謎のテンションで叫びました。