yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

やはり大変な治療です(昨日妻が急性白血病になりました② ・ ⑧/㊿)

 

確かに短くても不思議ではない。

なぜなら骨髄の移植量である 1リットル

に比べて、臍帯血移植の量は 25CC と

すごく少ない。

この移植量と時間で本当に大丈夫なんだ

ろうかと心配になって、また H先生に聞

いてみました。

 

「移植が成功する確率は、9割ぐらいで

す。いや、8割から9割ぐらいです」

 

25CC、3分の移植。医学の進歩は日進

月歩とは言いますが、「すごい」です。

 

trust-work.jimdosite.com

 

(臍帯血移植)

・へその緒や胎盤に含まれる血液(さい

 帯血)を採取して、すぐに凍結したも

 の(マイナス 196°)が、臍帯血バ

 ンクに保存してある。

・すでに保存してあるため、相手の都合

 に左右されず、移植までの流れがスム

 ーズ。

・他の移植法と違い、白血球の型がすべ

 て合わなくても、重症な合併症が起き

 にくい。

・少量しか採取できないため、成人には

 不十分なことがある。

・骨髄移植よりも生着不全が多い。

・移植後生着するのが遅いため、生着す

 るまでの間、感染症の危険性が高い。

 

ただ、もっと詳しく言うと、妻の場合は

臍帯血の「ミニ移植」です。

これは、抗がん剤の種類や量、放射線

弱めて軽くした移植法。

なぜこれにしたかは理由があります。そ

れは妻の年齢。今回の臍帯血移植を含め

て、白血病での移植には年齢が関わって

きます。以前は年齢制限があり、移植自

体ができない人もいました。今は年齢制

限がなくなりましたが、やはり厳しい前

処置が必要になるため、55歳を過ぎる

と体力的に、負担の大きな抗がん剤や放

射線などの前処置ができなくなります。

そのために負担を軽減した移植法を選ば

なければならない。

 

この「ミニ移植」の特徴は、

・高齢者や臓器障害がある人、体力が低

 下した人にも移植ができる。

・合併症の危険性は、低くならない。

・前処置を弱くしたために、再発が増加

 する可能性がある。

 

 

骨髄バンクの登録には年齢制限がありま

す。55歳です。

骨髄移植や臍帯血移植にも、実際は年齢

のめやすがある。55歳。

やはり体に負担の大きい大変な治療。