臍帯血移植手術の説明が終わってから、
無菌室というものの詳細な話しに移りま
した。
そこで再度、移植の前処置や移植後の経
過に関すること、そして長く大変だろう
と思われる無菌室での生活の仕方につい
て、より具体的に教えてもらいます。
最初に、「中央無菌室に入院される患者
さんへ~入院の案内~」というものの内
容です。
はじめに、「無菌室(バイオクリーンル
ーム)とは」で、どんなことをするため
に、どういった設備になっているかが書
いてあります。そして次に、
1.入院の準備
2.入院の荷物
(必ず必要なもの)
(必要に応じて準備するもの)
(ご自宅で洗濯される方へ)
3.飲み物・食品の持ち込みについて
4、前処置について
5.移植後の経過
6.中央無菌室で生活
7.清潔
* 補足
面会・荷物交換で持ちこめる物は、必ず
パッケージに入っている物。看護師さん
が回収をして、受け取ったら全部殺菌し
てから、妻に渡します。持ちこめる物の
リストがあり、基本的に生ものや殺菌で
きない物は持ち込みできません。
特に飲み物や食べ物の基準は、明確で厳
しい。
自家移植という自分の細胞を事前に採取
して、前処置後に移植する方法の患者さ
んと、妻のように同種移植という方法を
取る患者では、飲食できるものが変わっ
てきます。
持ちこめるもの
①国産である
②消費期限内である
③加熱調理されている
*自家製の物は一切禁止
④完全に個別密封されているもの
(プラスチックかビニール包装)
*冷凍品は保冷バックに入れる
*飲み物はペットボトル飲料のみ
そして、はっきりと禁止されている食品
は次のもの(自家移植は除く)です。
・グレープフルーツ・スイーティ・ざぼ
ん・ブンタン・はっさく・はんぺいゆ・
パール柑・ダイダイ・ルイボスティー
これらの他にも持ち込みの禁止されてい
る食品は、たくさんありました。
特に、納豆、乳酸菌飲料、飲むヨーグル
トなんかは無条件で禁止です。
納豆菌や乳酸菌でさえ、危険なものに
なっていました。