yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

もっと危険なビスコ(昨日妻が急性白血病になりました② ・ ⑪/㊿)

 

移植コーディネーターの看護師さんから

は無菌室への入院説明がありました。

まずは、無菌室というものの詳細。

何階のどこにあるのか、インターホンや

電話の使い方、面会曜日と時間、面会通

路の通り方、部屋の配置、差し入れのル

ールやノートの書き方などです。

 

trust-work.jimdosite.com

 

妻は納豆もヨーグルトも大好きです。い

つも必ず食べている。でもそれは健康で

元気なとき。今はその大好きな納豆の納

豆菌とヨーグルトの乳酸菌たちが、白血

球の極端に少なくなった体の中を攻めて

きます。

この、本来だったら、いわゆる善玉菌と

呼ばれる体に良いものに、体が負けてし

まうかもしれない。菌は菌なんです。

 

看護師さんから特に注意されたのが、ま

たまた妻の大好きな「ビスコ」。これは

乳酸菌がたっぷりと入っていて、さらに

お腹の中で目覚めるように配合されてい

ます。つまり妻や血液系の病気治療して

いる人たちにとっては、危険の時限爆弾

みたいなもの。一番危ない場所に届いて

から、効果が出てしまいます。そう、元

気なときには、すごくいいお菓子です。

 

食べ物の注意が終わってからも、日常の

気にしなければならないことや準備する

物など、30分以上も教えてもらいまし

た。その中で、病院の売店やコンビニで

すぐ用意できそうなものがありました。

それは帽子。

抗がん剤放射線で、髪の毛が抜けてく

る。ほとんど全部なくなります。看護師

さんに聞くと、やはり例外なく抜けてし

まうそうです。これも知らなかったので

すが、帽子は2種類ありました。一つは

抜け始め用。帽子に髪の毛がたくさんつ

いてしまうので、使い捨てなければいけ

ない。薄いネットみたいな帽子です。

もう一つは抜けてしまってから用。これ

は洗って繰り返し使える。コットンなん

かで出来ていて、水玉やストライプ柄な

ど、いろんなデザイン・カラー・サイズ

が選べます。

 

 

これらの帽子は、こういう病気になった

人たちをサポートしてくれる、営利目的

でない団体が作っている。

有料ですが、ちゃんと相手を思いやって

作っている感じが伝わってきます。