yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

前処置が始まった(昨日妻が急性白血病になりました② ・ ⑯/㊿)

 

無菌室に入った 7月11日は、採血や血

圧などの検査だけです。

翌日からは前処置が始まりました。

 

まずは CVカテーテルのための切開。首の

右側の下を少しだけ切って、カテーテル

を入れる小さな穴を開けます。妻に言わ

せると「けっこう痛かった」とのこと。

たしかに見た感じは痛そう。

でもそこから抗がん剤や、臍帯血から取

った造血幹細胞を入れるので、やらない

訳にはいかないんです。

 

trust-work.jimdosite.com

 

13日からは抗がん剤投与が始まりまし

た。フルダラビンという抗がん剤。ただ

どうしても抵抗感がある。自分の身体に

抗がん剤が入るなんて、この病気になる

までは考えたこともなかった。誰でもそ

うなんでしょうが、やはり怖い。

 

移植の日数には数え方があります。

移植の日が 0日。スタートの日です。そ

の日から、造血幹細胞が根づく「生着」

という日までを足して数えていきます。

移植翌日がプラス 1日め。次が2日め。

そして無菌室に入室して移植手術が行わ

れるまでがマイナスの日。無菌室に入っ

た日から移植までが 10日あったので、

マイナス 10日が始まりという数え方。

 

抗がん剤を投与しても、すぐに前処置関

連毒性が出るわけではありません。だい

たいが、5日間のフルダラビン投与が終

わったあたりが多いそうです。

7月13日から17日までのフルダラビ

ン投与のときは、体調に特段変わりはあ

りませんでした。そして 18日。この日

から、より強い抗がん剤であるアルケラ

ンを投与します。前処置関連毒性が出始

める日。

 

18日の投与が終わって夜になっても、

特に変化はありません。さらに 19日。

続けて投与しましたが、やはりその日の

夜になっても、熱が出たり気持ち悪くな

ったりアレルギーみたいなものも無い。

そして 20日の午後は放射線治療です。

移動用のベッドに横になったまま、放射

線科につながるエレベーターに乗せられ

て、地下まで行きました。

 

 

抗がん剤だけでも怖いのに、放射線を浴

びなければならない。治療のためとは言

え、不安しかありませんでした。