yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

ゼロから 10(昨日妻が急性白血病になりました② ・ ㉓/㊿)

 

入院初日に行った血液検査。その結果を

見たときに、こんなにあるのかと驚きま

した。それは血液の項目。

赤血球や白血球、血小板なんかは分かり

ます。でもなんだか知らないカタカナや

アルファベットで書かれたものがある。

たぶん全部で 30項目以上です。そして

その右に書いてある数値やアルファベッ

トは何を指してるのか、それが正常なの

か違うのかが、まったく分かりません。

 

trust-work.jimdosite.como売斜線

 

臍帯血移植の説明を受けたときに、なぜ

か妻が喜んだ「B」の血液型。A型から変

わるのに、抵抗感はないみたい。

そして 2日後、妻から LINEが来ました。

「O型に変わった」

 

担当の H先生の説明だと、最初移植予定

だった臍帯血の B型は、妻の体に合併症

を起こしやすい可能性があるものが見つ

かったそうです。

血液検査の項目にあったものの意味が、

あまり理解できないので、聞いても何だ

か不明のままです。でもとにかく合わな

かった部分がある。それだったら変えた

ほうがいいに決まってる。

妻の父親は O型です。すると何か B型よ

りも合うような気もしてきました。

 

移植手術後に、だんだん体調が悪くなっ

てきた。僕が面会・荷物交換に行った日

の 8月 8日がそのピーク。ベッドから

起き上がることもなく、うつろな感じで

咳込みながらやっと話している。咳をす

るとすごく辛そうで、会話もとぎれとぎ

れになっています。

その 8月 8日に血液検査がありました。

そろそろ好中球が増え始めてもいい頃で

す。でも結果はゼロ。一つもありません

でした。

あまりにもがっかりした妻は、その結果

を家族に知らせるのを止めました。家族

を同じ気持ちにさせるのが嫌だから。

 

 

その 2日後、8月 10日。また、血液検

査がありました。

そしたら 10個。

たったの 10個ですが、やっと増え始め

た。なにしろ、抗がん剤放射線で血を

造る細胞を壊しています。全く血液を造

ることができなかったはずのに、たった

の 10個ですが、好中球ができました。