yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

1回目より辛い(昨日妻が急性白血病になりました② ・ ㉝/㊿)

 

妻はマメな性格で、かならず挨拶の連絡

を LINE とメールで送ってきます。

「おはようございます」

「今日は暑くなりそうだから、ちゃんと

水分を補給してね」

「一生懸命頑張って働こう」

「でも無理をしないで、健康には絶対に

気をつけて」

 

trust-work.jimdosite.como売斜線

 

たまに体調が悪いと、朝の挨拶が遅くな

ることはありました。ずっとベッドにい

るために、夜眠れなくて朝寝過ごしてし

まう。また、朝の血圧や体温、体重測定

なんかで起こされても、測定中にうとう

とすることが増えてきた。

一日の大半をベッドで過ごす生活では、

だんだんと時間の感覚や日にち、曜日が

分からなくなってきています。そのため

に長女が作った A4のカレンダーを大事

にしていて、そこに予定を書き込んでい

る。一番の楽しみは「面会」。僕や子供

たちが面会にくるのを、なによりも待っ

ています。

 

病院のガラス天井

 

週に一度の面会が終わると、がっかりし

て寂しそうにする。

「今度来れるのは、また日曜日だよね」

そう言って、無菌室の面会用廊下に面し

た大きなガラス窓に向かって、手のひら

を向けてきます。その手に、僕や子供た

ちの手を合わせてほしいという意味。手

を合わせて元気を下さいといったこと。

こちらが帰らないと、いつまでも手をガ

ラス窓から離さない。帰ってしまうとま

た一人。看護師さんや医師、緩和ケアの

スタッフ、リハビリの先生、メンタルケ

アの先生などのたくさんの人がいても、

やはり悲しくなる。

 

無菌室に入る前は、少ないながらもちゃ

んと食事が摂れていました。だから一日

に 3回も食事の写真が送られてきていま

す。他には、デイルームという休憩室か

ら見える景色や空。

少し離れたところに見える「横浜ベイブ

リッジ」や夕陽、明るく真ん丸な月の写

真をマメに送ってきていました。

 

 

やはり LINE やメールが来なくなったのは

体調が悪いから。

数日前まではそんなに変わりなかったは

ずなのに、スマホを手に持つことさえ疲

れるようになっていました。

1回目の治療より、かなり、かなり辛い

みたいです。