yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

夜空の先に②/②(昨日妻が急性白血病になりました② ・ ㊱/㊿)

 

地球から約 150万kmも離れたところ

を目指して打ち上げられた、ジェームズ

・ウエッブ宇宙望遠鏡。

もちろんハッブル宇宙望遠鏡のように、

地球の周回軌道を回っていくわけではあ

りません。それにはあまりに遠すぎる。

また、無人惑星探査機のボイジャー計画

みたいに、太陽系の惑星を調べたあと、

そのまま宇宙の果てに向かって飛んでい

ってしまうものとも違います。

 

trust-work.jimdosite.como売斜線

 

どうしてこんなに遠い、地球の影響を受

けることもない場所に宇宙望遠鏡を置く

ことができるんだろうか。初めは意味が

分からなかったんですが、理由が分かっ

てからもますます不思議でたまらなくな

った。それは、「3体の問題」を解いた

人がいたからなんです。

これを解いたのは、18世紀末のフラン

スの数学者 ジョゼフ=ルイ・ラグランジ

ュ。その答えは、宇宙空間にある特殊な

場所のこと。そこでは、太陽、地球と月

の 3つの重力が完全に均衡していて、そ

こに入り込んだ物体は何もしなくてもず

っとそこにいることができる ラグランジ

ュ点があるということ。これを 18世紀

末に計算して出しました。しかもこの場

所は、全部で5つ(L1~L5)もあり、

ジェームズ・ウエッブ宇宙望遠鏡は、そ

の中の L2に到達して留まっています。

「点」と言ってもすごく広く、1周何十

万kmもある大きな点を周回します。

ジェームズ・ウエッブ宇宙望遠鏡は、今

後 20年以上にわたって、ハッブル宇宙

望遠鏡とは異なり、赤外線領域での観測

を続けていきます。

必ず、今まで見たこともない写真を、地

球に届けてくれるはず。

 

北海道の星空

 

こんなことを想いながら、仕事帰りの車

の中から見た夜空。そのときにたまたま

FMラジオから流れてきたのが、僕の好き

楠瀬誠志郎さんの「いつかきっと」。

 

 

そのサビの、

「いつかは 君も 星になるし

 必ず 僕も 砂になる

 それでも きっと 忘れないよ」

 

妻のあまりの体調の悪さに、また心がつ

ぶれそうになりました。