yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

11月6日の葬儀と告別式(本日妻が亡くなりました④)

 

予定通りに 11月6日の日曜日、葬儀と

告別式、火葬が行われました。

 

思っていたよりも、たくさんのたくさん

の人たちが来てくれた。妻の優しく思い

やりのある人柄が、これだけ多くの人に

伝わっていたんだと気づかされて、本当

に感謝の気持ちしか出てこない。

 

ありがたくて嬉しくて、そしてその分だ

けまた残念な気持ちが沸きあがってきて

しまう。


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2022年4月22日にこの病気が分か

ってから、入院して、治療して、辛いこ

とに耐えている妻をすぐそばで見てきな

がら、少しでも役に立てればと思い、そ

れだけを考えながら過ごしてきた毎日。

9月28日に病気が治って一般病棟に移

ったのに、突然の別れ。終わりが来た。

何回も何回も泣いた妻。子どもたち。そ

して僕。この突然の終わりが受け止め切

れずに、また泣いた。周りの目なんか構

っていられない。ただただ泣き続けた。

 

喪主としての出棺の挨拶。そのときも声

が詰まり、何度かくり返した言葉がなか

なか出てこない。

花で満たされたお棺の中の妻。皆の見て

いる前で僕は、冷たい妻の頬を両手の指

先でそっと触り、自分の額をお棺の中の

妻の額に合わせた。特にやろうと思って

いたわけではなく、我慢できなくなって

額を合わせてしまった。

やはりすごく冷たくて、でもなぜか少し

柔らかくて、

(ごめん、本当に「さよなら」だね。あ

りがとう、ありがとう)とだけ小さく呟

くのがやっとだった。

 

お寺で作った白木の妻の位牌を持って、

お坊さんの後をゆっくりと歩いて行く。

僕の後ろには遺影を持った長男、そして

祭壇に飾ってあった花で作った花束を持

った長女。涙をこらえながら続く次男。

 

僕の父親が亡くなったときの悲しみの深

さから、(もう喪主はやりたくない)と

思っていたのに・・・・・。また喪主を

やらなければいけない、しかも妻の。

 

 

霊柩車に運びこまれる妻を見たあとで、

その車の助手席に乗って位牌を膝の上に

置き、両手で支える僕。

葬儀に参列してくれた人達の、妻の名前

や感謝を叫ぶ声、合掌、涙と嗚咽の中、

ゆっくりと霊柩車が走り出しました。