yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

二つの後悔とサイドストーリー(本日妻が亡くなりました⑤)

 

ここ数回のブログの日にちが空いていて

バラバラな感じがあるのは、葬儀の予定

があったり、気持ちの整理ができていな

かったため。

 

実は今回のブログでは、書きたいこと。

書きたいけれど書けないこと。書きたく

ないこと。書きたくないけれど、書いた

ほうがいいことがありました。

そしてこの一番恐れていた結果になって

しまったために、書きたくないけれど、

書いたほうがいいと思うことが出てきま

した。


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11月11日 ベランダから見えた月

 

僕には、大きな二つの後悔があります。

その時は、今よりももっと知識がなく、

分からなかったり、判断できなかった。

それを書いたほうがいい。

別に、病院やお医者さんに何か言いたい

訳ではありません。そちらには感謝して

います。本当に一生懸命で、よくやって

いただいたと思っている。

 

妻が亡くなってから分かったことがあり

ました。

妻の兄弟が妻から聞いていたこと。子ど

もたちが思っていたこと。

そして妻自身の思いです。

 

妻の思いは、亡くなった次の日の荷物整

理をしていたことで分かりました。

・長女が妻にプレゼントしたノート。そ

こに書き留められていた「言葉たち」

スマホに残されていた日記

・紙片に残されていた走り書きの「ライ

ンを見て」

その「ラインを見て」が意味していたス

マホの中のメモ。そこには妻が何度も書

き直したと思われる「思い」が2通残さ

れていました。

 

そして、今まで書くことができなかった

大切なこと。「造血幹細胞移植」のカウ

ンセリング・ブックに書いていなかった

し、病院から事前説明もなかった病状。

しかしそれはしょうがない部分が多い。

なぜなら、あまりに多くの副作用や合併

症なんかがあって、全部は説明しきれな

いし、あまり説明しすぎると、患者や家

族を必要以上に不安にさせてしまうから

なんだと思います。

 

妻の場合は、Mゼロという稀なケースで

した。芽球という血液になるための細胞

が、成長することなく最初から脂肪に変

わっていた。

 

 

その辺りから今までの話を補完して、書

けなかったことを加え、この病気と闘っ

ている人たちに役に立つかもしれないこ

とを伝えたいと思います。