アントニオ猪木さんのお墓は、墓地に入
った右側すぐのところにあります。
僕はプロレスに興味がありません。
見たのは、大昔のタイガーマスクのアニ
スクとしてリングに登場したときぐらい
です。
それでも何故か、アントニオ猪木さんの
ことは、そのカリスマ性に引かれたのか
よくニュースをチェックしていました。
残念ながら一昨年亡くなられましたが、
れたのを聞いてお参りしたいと思った。
そのきっかけになったのが、猪木さんの
もう一つのお墓の存在です。
猪木さんは生前に青森にお墓を建ててい
岐から上ってきた、蔦温泉さんのそば。
猪木さんは、青森県出身の奥さんと度々
青森県を訪れていました。そしてその自
入瀬渓流の景観が好きでした。それらの
中間に位置する場所である蔦温泉さんは
小さなひなびた温泉地です。
泉質の良さと深い緑の木々に包まれてい
るこの宿は、二人が大好きな場所。
猪木さんは晩年、トランスサイレチン型
アミロイドーシスという全身に機能障害
を起こす難病になりました。この病気は
加齢などが原因と考えられています。
治る可能性が低いこの病気の療養のため
に選んだのが、蔦温泉。そして療養中に
自分の最期が近いことを感じた猪木さん
は、この場所で永眠したいと思いお墓を
建てています。
猪木さんが亡くなる少し前に永眠した奥
様はここに納骨されて、それを蔦温泉の
方がずっと護っています。
く、総持寺さんで眠っています。残念な
がら二人が希望した、一緒に永眠するこ
とはありませんでした。
それは遺族や関係者の方が、蔦温泉では
お墓の管理が難しいこと、冬の雪の大変
さや遠くてお参りに行きにくいこと。そ
してもともと総持寺さんに墓地があった
ことを考えた結果だそうです。
之墓」、総持寺さんには「猪木家之墓」
と書かれています。
総持寺さんの猪木さんのお墓
総持寺さんの猪木さんのお墓には、一周
忌法要に合わせて造られたブロンズ像が
あります。
ありました。
今もたくさんの人の心に残っています。