yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

熊本城の砲弾と水前寺公園(北海道~九州⑯/㊵(自転車100kmライドって何㊴))

 

熊本城は「肥後国飽田郡熊本」という、

かつての律令制に基づいて設置された日

本の地方行政区分の場所に建設されたお

城。今の熊本市中央区辺りです。

これらの地方行政区分は、飛鳥時代から

明治時代の初めのころまでの、日本の地

理的区分の基本的単位でした。今では、

行政的な区分としての役割を終えて、単

純な地理的区分になっています。

 

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別名「銀杏城」と呼ばれているこのお城

は、加藤清正が改築したあとの幕末まで

は、熊本藩細川家の居城で、明治時代に

西南戦争の戦場になった場所です。現

存する櫓・城門・堀などは、国の重要文

化財に指定され、城跡は国の特別史跡

指定されている歴史のあるお城です。

なかなかお城の中を見る機会がなかった

ので、天守閣をしっかり見学します。

天守閣のエントランスとなる「穴蔵」。

ここは石垣や井戸などを活かして、江戸

時代の台所をイメージできるような展示

になっている。

築城や河川改修による城下の形成を行っ

た「加藤時代」。更に城を管理をしなが

ら整備を進めた「細川時代」。そして今

に繋がる「近代」と「現代」へと続きま

す。すごく印象に残ったのは、西南戦争

のときの大砲の弾の現物。両手に余る鉄

のかたまり。

近くにいたおじさんが、「こんなの食ら

ったら、よっぽど腹筋が強くないと、痛

いよな~~~」と言ってたこと。

3人で(そんなんじゃ済まんだろう)と

心の中で突っこんだ。

6階の展望フロアから見下ろした熊本の

町並みは、今まで見ていた展示物と合わ

さって歴史と現代を重ねさせ、ふっと時

代を超えた感情を沸き起こさせます。

 

それから城跡をゆっくり見学し、久しぶ

りに早めに熊本ユースホステルに到着。

18時と早めに夕食を済ませ、そこで声

をかけた大学生の女性3人組とこっちの

3人で、徒歩圏にある「水前寺公園」を

見学。ここは、東海道五十三次を模した

桃山式回遊庭園です。表参道鳥居、能楽

殿、古今伝授の間、湧水池と富士山なん

かが美しく配置されている。

 

 

自転車で走り続ける日の中にこんな時間

があると、ツーリングや旅の楽しさから

抜け出せなくなります。