２０２４年２月２４日の土曜日、一人で
熱海梅園に梅を観に行ってきました。
横浜の自宅の最寄駅から ７時３０分過ぎ
の東海道線に乗って、１３時前には帰っ
てきた ５時間ちょっとの小旅行です。
熱海あたりまでの東海道線等を利用する
梅の名所は ３つ。
１５分のところにある曽我梅林。ここは
小田原梅祭りのメイン会場で、民間の梅
林をお祭り期間だけ解放し行われます。
二つめは東海道線「湯河原」駅からバス
で行く山のふもとの梅林。約 ４０００本
もの梅が咲き誇る。梅の鑑賞の他、日に
よっては狂言や三味線の催し物が行われ
ます。２０２４年は ３月１０日まで。
そして今回行った熱海梅園。最寄り駅は
熱海ではなく、お隣の駅である伊東線の
「来宮駅」です。
電車だけでいえば、僕の家の最寄り駅か
らは片道 １時間２５分。来宮駅には ９時
少し前に着きました。まだ早い時間なの
に、もうそれなりに人がいます。まずは
駅から左に進み、二つ目の信号を左折す
ると、すぐ来宮神社がありました。
由緒ある地域に根ざした神社です。
竹林の中をゆっくりと歩き、左側の小さ
な鳥居をくぐって御社殿に着きました。
石に彫られた由来や歴史を読み、御社殿
で手を合わせる。
二礼二拍手一礼。この拍手のときは、右
手を少しだけ下げてずらします。左手の
第一関節（指先に一番近い関節）に右手
の指先を合わせるようなイメージ。こう
することで高く澄んだ響く音になって、
手が痛くなりにくい。
いろんなことがあったので、時間を忘れ
て手を合わせてしまう。ともすれば数分
間手を合わせるので、怪訝そうに見られ
てしまうこともあるみたいです。
参拝してから一度駅に戻って、駅を背に
ロータリーを右側に進みます。
ロータリーを過ぎるとすぐに上り坂。ち
ょっとキツい。梅園までの約 ９分間は、
全部が上り坂でした。
入園料を払って梅園に入ると、すぐ梅の
林でした。左に小さな川が流れている。
少し残念だったのは、今年は暖かくて満
開が早かったようです。遅咲きの樹もあ
りましたが、最盛期は過ぎていました。
無料の甘酒を受け取り大道芸を楽しんだ
あと、左奥の遊歩道を進み、梅見の滝で
佇んで、きれいに晴れ渡った空と白い梅
の花や、枝を渡る鶯を眺めていました。
すごく遠くへ来たわけでもないですが、
いつもと違う景色を見るだけでも、なに
か癒される気がします。
一本一本まだ残っている梅の花を観なが
ら、和風庭園や韓国庭園を通り、入園出
入口に戻りました。１時間弱の鑑賞。
ら、プリンとかまぼこのお土産を買って
東海道線に乗車して帰路へ。
もともと花にはそんなに興味がなく、春
の桜がきれいだな、と思う程度でした。
でも １０年ちょっと前から季節の花を観
にいく機会がすごく増えた。
そして去年行った「潮来あやめまつり」
で、やっとその理由に気づきました。
花だけが好きなのではなく、その花を育
て整え、催しやお祭りにして何十年、と
もすれば百年以上もの間引き継いでる、
その地域や人の歴史が好きで興味があっ
たから行きたくなってしまうことを。
２０２４年の熱海梅園梅まつりは終わっ
ています。
でもここは、もう一つ見ごろの季節があ
ります。１１月から １２月の紅葉。夜に
ライトアップされた紅葉は、また別な魅
力があります。
まだ行けるおススめの梅園は、やはり水
戸です。水戸偕楽園。
この時期は JR東日本さんの臨時列車があ
りあります。いくつかの経路はあります
が、紹介したいのは「平塚駅」始発の特
８時１０分。「大船駅」を ８時２４分。
「横浜駅」を ８時３８分に出発する直行
特急。この時期だけ停車する臨時駅であ
る「偕楽園駅」には １０時２１分到着。
全席指定で、乗れるのはあと ２日だけ。
２０２４年３月１６日と １７日だけ運行
され、平塚駅では駅員さんのお見送りが
あります。
