yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

今は司法書士さんです(おら司法書士ビギナーだべ②/⑤(不動産百話⑩))

 

意味が分かりません。

 

気になっていたのは、町に一軒しかない

司法書士事務所の名前は「T司法書士事務

所」のはずなのに、その電話番号にかけ

たら「Y司法書士事務所」と名乗った。

「T先生はいらっしゃいますか」と確認す

ると、高齢で司法書士を辞めたとのこと

でした。そして自分がその事務所を引き

継いだと言っています。

それならそれでいいんです。登記業務を

引き受けてくれれば、司法書士さんは誰

でもいい。

 

trust-work.jimdosite.com

 

この田舎の町に一軒だけしかない事務所

に電話したのは、お客さんや物件に近い

からです。隣町までは車で30分かかる

し、青森市だともう少しかかる。田舎だ

と電車の数も少ないし、駅の間も離れて

いるので、基本的に車がないと仕事にな

らない。

そしてほんのちょっとの金額だけど、町

にお金を落としたい。人口が減って仕事

も減っている田舎町。だから同じ町の近

くの人に頼みたいんです。

 

なのに断られた。「おらビギナーだべ」

と言われて。

納得できずに突っ込んで聞いたところ、

司法書士になったのは去年の4月だとの

こと。その時点では、まだ業務開始から

4ヶ月しか経っていないので、難しい案

件は心配で出来ないという理由でした。

そんなことが本当にあるのかと思ってし

まう。行政書士さんなら行政書士試験と

実務がうまくリンクしてなくて、資格を

取っても仕事が出来ない事はあります。

得意分野を見つけるまで、結構苦労する

みたい。

しかし司法書士は違うはず。実務と試験

は重なっている部分が多い。

それなのに出来ないとは、本当に司法書

士資格者なのかと思ってしまう。

 

それでも一軒しかない司法書士事務所な

ので、何とか食い下がって、経緯と資料

をまとめたものを見てもらうことになり

ました。

 

僕が慎重になっていたのは、司法書士

んの気持ちも分かるからです。

実は、不動産取引では事件事故が多いん

です。その中でも高齢の親族や相続に絡

むものが非常に多い。

また、そういった事件が起きると裁判に

なるケースもよくあるんですが、本人確

認を怠ったとして負けることがある。

 

 

誰が?

以前は法務省。今は司法書士さんです。