yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

夕暮れのカルスト台地(北海道~九州⑦/㊵(自転車100kmライドって何?㉚))

 

萩市は、明治維新のときの始まりの地で

あり、その歴史がいまも息づいている町

です。たくさんの観光エリアがあり、と

ても一日じゃ見きれない。ただ今回の目

的は九州のツーリングなので、本当に見

たいところだけに絞って観光することに

しました。

 

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ここで見たかったのは松下村塾ですが、

自分の順路で、まずは堀内地区の重要伝

統的建造物群保存地区を散策。

津和野でもあったのですが、この散策と

いうのは、自転車に乗らずに引いて歩く

ことです。こういった町並みを楽しむに

は、自転車の速度は少し速すぎる。

そして城下町エリアへ。旧商家や高杉晋

作の誕生地、菊谷横町・江戸屋横町等。

 

最後はもっとも楽しみにしていた松陰神

社・東萩エリア。ここには、日本最初の

内閣総理大臣である伊藤博文の旧宅や松

陰神社があります。

全部まわった後に松下村塾。木造の小さ

な建物。本当にこんなところから、幕末

に志のある人たちが出てきたとは思えな

いようなところ。

たまたま誰もいなかったからか、タイム

スリップしたような不思議な感覚になり

ました。

 

こうやって、今まで見たことも無いよう

な、触れたこともない歴史の跡に出合う

と、何とも言えない静かな感激がある。

何度も言うけど、いいな~日本。

後ろ髪を引かれるような思いを残して、

萩市を後にします。もう17時を過ぎて

いたので、急いで今日の宿泊予定地であ

秋吉台国定公園の中にあるキャンプ場

に向かう。

ここから秋吉台キャンプ場までは35km

以上あり、最後は上り坂になることを考

えると、1時間30分ぐらいはかかりそ

うです。この日ももう110km強を走っ

ていて観光もしていたのですが、調子が

いい。気持ちの高ぶりが強くて、アドレ

ナリンが出ている感じ。

もっともっと走りたいという欲がどんど

ん沸いてくる。

 

 

少しずつ標高を稼ぎ、高度が上がってい

くと景色が変わってきました。高い木が

ない緩やかな台地。夕陽が落ちていって

辺りが暗くなってくる。車も走っていな

い誰もいない神秘的な台地。

やっとキャンプ場に着きました。