yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

個人にブランド力なんて無い(フルコミ営業の目標の持ち方⑬/㉚)

ちょっと話は戻りますが、弁護士事務所

や税理士事務所に営業をかけるときに、

あったほうが良いものがあります。

 

それは次のものです。

・宅地建物取引士

・ファイナンシャルプランニング技能士

・不動産全般の知識

・不動産売買の多様な経験

(信託銀行に席があることや、保証会社

 と連携していること、省庁関係の売買

 経験があることは、大きなアピールポ

 イントでした)

・不動産とそれにかかわる知恵

(知識だけではなく知恵もです)

 

もし、話を聞いてもらえるようになって

も、値踏みされることが多い。

(こいつは本当に使えるやつなのか?)

です。

それに対抗するために必要です。

あったほうが良い。

ちなみに名刺なんかは見てないようで、

ちゃんとチェックされています。

 

 

でも、これが一番顕著だったのは、銀行

なのかもしれません。

いや、間違いなく銀行です。

 

銀行系不動産会社の営業マンは、担当の

銀行支店を割り振られます。

けっこう当たりはずれが多いのですが。

 

転勤とかで新しい銀行を担当することに

なって挨拶に行くと、すぐ契約にはなり

そうにない、ちょっとひねくれた案件を

渡されることが多々あります。

 

実はこれが値踏み。

 

新しい担当者である僕の能力や対応力を

確認するためです。

 

例えば査定。

すぐ契約どころか、いつ売るか分からな

いような物件、いやいやもしかしたら売

るつもりもない物件で査定が難しい案件

を振ってきて対応力を見るんです。

(売る予定のない不動産の紹介を依頼さ

れることさえあります。これにはもちろ

ん意味がありますが、長くなるのでいつ

か書きます)

 

どのぐらいのスピードで、どれだけ正確

に査定するか。

それを見極めるためです。

 

または、条件の困難な買い案件。

どれだけの物件を、よりスピーディに揃

えられるか、です。

 

 

弁護士さんや税理士さんはここまではし

ませんが、あなたが誠実で知識と知恵が

あり、スピード感を持って対応するかを

見ようとします。

そして出来ないと、まったく案件を紹介

してくれなくなります。

 

でも、このときの僕は会社員です。

銀行のバックボーンがある。

組織に属しているから、話を聞いてもら

えることがほとんどです。

 

だけどこれだと将来性がない。

未来の自分を描きながら、個人のブラン

ドで勝負できないか。

 

できません。

不動産仲介では、ほぼ出来ないんです。

 

ほんの一部だけですが、出来る人もいる

かも知れない程度です。

 

しかし、99%の営業マンは出来ないん

です。

そうしたら、そんなことは期待しない

ほうがいい。

確率の低いことに時間を取られるのは、

時間の無駄。

もったいない。

 

個人をブランド化できる業界は、政治

家とか芸能界ぐらいです。

そこで売れている人だけ。

あるいは、美味しい野菜を作っている

農家さんぐらいです。

 

だったらいっそのこと、個人が前に出る

組織を作ればいい。

 

 

それについて考えてみました。