yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

泣き崩れる長女(本日妻が亡くなりました⑭)

 

妻にちょっとだけ体調の不良が表れたの

は、2022年3月でした。

それまでは何ともない。

でもこのころから仕事や外出中に頭が痛

くなったり、呼吸が乱れて動悸がしてき

た。それでも家に帰ると治ってしまう。

だから病院に行くのは大げさな感じがし

て、ためらってしまいました。

 

2月17日には、僕と伊豆大島の椿祭り

ツアーに行っている。その後に長女とデ

イズニーシーに行ってます。そして 3月

にもライブや展覧会、食事なんかに出か

けてるし、最初のクリニックに行った前

の日も、都内に遊びに行っています。だ

からその後に頭痛や息切れがひどくなっ

てきても、そんなに重い病気だとは思っ

ていませんでした。たぶん更年期障害

ゃないかと。

 

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伊豆大島の椿

 

2022年4月21日にクリニックか

ら紹介された大きな病院へ一人で行っ

た妻。そこで何時間も検査をした結果

は、急性白血病の疑いが強いので、専

門の病院で再検査が必要ということ。

紹介された 3つの病院から、長女の友

達が何人か看護師さんをしている市立

病院を選びました。

 

翌日の 22日、有給休暇を取って付き

添いをしてくれた長女と一緒にその病

院へ行きました。再検査を受けた結果

を最初に聞かされたのは長女です。一

人で別室に呼ばれて病名を告知されま

した。

急性骨髄性白血病にほぼ間違いがな

いので、このまま入院になります」

 

すぐに僕の携帯に、長女から連絡が入

りました。少し暗い感じでしたが落ち

着いた話し方で病名を告げた。更に正

確な説明のため夕方に僕と妻、そして

長女の 3人で担当医と会うことになり

ました。

意外だったのは、最初に病気の告知を

受けるという辛い役目をさせてしまっ

た長女が冷静だったこと。朝から病院

に付き添って、説明が終わる 19時過

ぎまで病院にいてくれた。

 

 

長女と二人で病院から帰るとき

「疲れたね、大丈夫」と僕が聞くと、

「うん、平気」と気丈に答える。

 

でも妻が亡くなった後で、本当のことを

教えてくれました。

病名を聞いたあと、病院の待合室のソフ

ァーで、ずっと号泣していたことを。