yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

最後の家族面会(本日妻が亡くなりました㊷/㊿))

 

2023年8月13日、妻の弟さんの家

で新盆を迎えました。

わずか 5ヶ月の間に別々の病気で亡くな

ってしまった二人。弟さんの葬儀のとき

のお坊さんに来ていただいて、同じ場所

で一緒にお経をあげてもらいました。リ

ビングに二人の位牌と遺影、そして精霊

馬、花や果物を供え、弟さんの妻・義父

母・義兄と僕だけで静かに行いました。


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ちりめんの精霊馬

 

2022年10月17日の面会終わり、担当の

看護師さんに、妻とどんなことを話した

のかと状況の説明をしました。そしてそ

の結果、病院の治療と支援だけより、や

はり家族のサポートがあったほうがいい

んじゃないかということになり、看護師

長さんから許可をもらい、一般病棟に移

ってからも特別に面会を許可していただ

けることになりました。

ただし親、妻の兄弟、僕と子供たちだけ

で、一度に病室に入れるのは 2人まで。

そして面会時間は 15分以内です。かな

り厳しいような気もしますが、当時はま

だまだコロナ禍。病院では面会を、緊急

時以外は一切認めていませんでした。だ

からかなり特別なことだったんです。

 

妻の状態が心配になった僕は、妻の兄弟

と僕たちの子供に LINEで連絡を入れた。

「お母さんの気持ちが不安定になってい

るから、みんなでお見舞いに来て」

「いつとかじゃなくて、今週末に必ず。

絶対に時間をつくってください」

 

妻の両親は高齢で、新型コロナウイルス

が心配なので、面会に来ることができま

せん。そして妻のお兄さんは週末は都合

がつかず、翌週末に面会に来ることにな

りました。また、妻の弟さんは何故か当

面来れないとのことでした。

 

 

妻が一般病棟に移った翌日の 2022年

10月19日、心配だった僕と長女は、

先に面会に出かけた。

今までの無菌室と違い、直接触れ合えた

ことは大きく、妻は長女と抱き合って泣

いて、声を震わせ喜んでいました。

 

そして 10月23日、僕と子供たちが全

員揃って面会することができた。

でも、この日が家族が揃った最後の日に

なりました。