yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

ハロウィンの絵を描いて(本日妻が亡くなりました㊸/㊿))

 

2023年8月26日 僕と長女と次男、

そして僕の弟と一緒に、長男の住む宇

都宮に、孫の顔を見に行きました。

 

長男の家に着く前に立ち寄ったのは、

「大谷資料館」。ここは住宅なんかの

擁壁や化粧石に使われていた 大谷石

掘り出していた場所です。掘削された

地下は、まるで異世界の迷宮のよう。

この真夏の暑さの中でも涼しく、空間

の中は13度しかありません。

ここも妻と一緒に来たことがある旅行

先。妻を偲んで、ということです。


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①大谷資料館前の自販機(大谷石のシート貼り)

②大谷資料館  ③大谷寺  ④平和観音

 

妻が亡くなってから、そうすぐ一年が経

ちます。

何度も思い出す大変だったときの記憶。

それが細かく、そしてますます具体的に

よみがえってくる。だからこのブログと

向き合うのがキツくなり、書く気になれ

ない。そして一日一日と書くことから逃

げているうちに、一ヶ月近くが過ぎてし

まいました。

 

2022年10月23日の家族面会。

一度に 15分。2人まででなので、まず

は長男と長女が面会しました。

今まで大きくと違うのは病室です。入院

したときは無菌室の 4人部屋。だから病

室に入ることはできませんでした。そし

て移植のときは完全な無菌室。廊下に面

した壁一面のガラス越しの面会。当然中

に入ることなんかはできません。

でも今回はナースステーション前の個室

です。病気がほぼ治ったために、無菌室

ではありません。だから病室に入って直

接話せるし触れられる。

このことは、本当に本当に力に変わる。

妻の顔色や態度、話し方が全然違ってき

て、どんどん元気になっていきました。

15分の制限なのに、長男と長女は 40

分。僕と次男は 30分以上も話してしま

い、看護師さんに注意される程でした。

 

 

面会の帰り際に妻から

「気分がいいから、大人の塗り絵をやっ

てたら全部終わっちゃった」

「お父さん、なにか絵を書いて。それに

私が色を塗りたいの。そうだ、今の時季

だから、ハロウィンの絵がいいな」