yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

登記の裏道②/②(不動産、逃した三匹の一匹め⑪/⑯(不動産百話⑫))

 

本当に政治力ってありました。

登記のために今日持ちこんだ書類が、約

2時間ちょっとで出来上がる。2週間後

が補正日のはずなのに。

 

初めはただの胡散臭いだけのブローカー

まがいだと思っていた H部長ですが、当

時でも不動産経験が20年以上あった僕

の知識を上回っているところもある。い

や知識ではなく知恵。それもいい方じゃ

ない知恵。

 

trust-work.jimdosite.com

 

もう一つの登記の裏道は、湘南地区で

やった中古戸建の売買。

このときのキーマンは、 A司法書士

ん。会社で仲介取引した不動産事案の

登記を、A司法書士さんに集中してお願

いしてました。

なぜならこの司法書士さんは、湘南地

区にある法務局のもと局長さんだった

から。少し他の司法書士さん達よりも

報酬が高いのですが、安心してお願い

できます。

 

この時の仲介では、僕が売買のお客さ

ん両方を付けていました。でも少し心

配なことがあった。それは売主さんが

いい加減だったこと。

60代の男性なのですが、人の話をよ

く聞かず、覚えてもいない。

 

残代金決済・不動産引き渡しの日。法

務局で決済をしていました。

その決済の場で売主さんが、

「権利証無くしたけど、いいよね」

 

(待て待て、昨夜こっちから電話して

「権利証」があるか確認したじゃん)

 

決済できない。みんな固まった。

 

そしたら A司法書士さんが、保証人で

やりましょうと言ってきました。この

ときはそういう制度があった。成人で

不動産を持っている人が二人保証人に

なると、権利証が無くても登記を受け

付けてくれました。保証人報酬は A司

法書士が 5万円。僕は会社員だから、

受け取るわけにはいかない。

しかし問題があります。それは法務局

からの本人確認。こういった申請があ

った場合、法務局から本人に郵便を送

って本人確認をします。すると当然、

今日はできません。

 

 

でも出来ました。

A司法書士さんは、もと部下だったこ

の法務局の局長さんに、

「3日後に本人確認の郵便が届いたこ

とにして、今日登記申請していくから

さ。3日後の登記受付けにしといて」

 

権利証無しで登記受付けされました。