仕事終わりの丑三つ時に、急に妻が心配
になって、五霊神社にお参りにいったこ
とがあります。
駅から離れた住宅街のはずれ、急斜面の
階段を上った小高い場所にあるせいか、
お正月以外はほとんど誰もいません。昼
間でも人がいないのに夜中、誰かいるは
ずがない。だいたいこんな時間に神社に
行くのは、藁人形に釘を打って誰かを呪
っている怖い人か、賽銭泥棒ぐらいだけ
かもしれない。
丑三つ時の五霊神社
同じ参拝でも、「お百度参り」というも
のがあります。鎌倉時代には既にあった
と言われるもので、本当に強く祈願する
ときに行われる参拝のやり方です。ドラ
マや映画で見たことがあるような気がす
るぐらい。たしか、白装束で裸足だった
り、人に見られないようにするために、
夜中にやったりするイメージ。そして雨
の日でも続けるなんて、そんなことは無
理。だいたい 何日も休まず出来るわけが
ないと思ってしまいます。
この神社や寺院への参拝を、100日間
休まず続けて繰り返すことで、その強い
願いを叶えるというのは、よくある民間
信仰の一つです。
その方法が一般的ですが、他には、1日
に 100回お参りするというものもあり
ます。どちらを選んでも、効果は変わら
ないと言われているので、自分でやりや
すい方か、時間的な都合でやればいいと
思います。時間的な都合とは、100日
かけていては間に合わないようなこと。
例えば、1ヶ月後にはその願いを成就さ
せなくてはいけないとか。または、その
願いを叶えたい神社が遠くにあるとか。
そしたら、100日も通えない。行ける
日に、100回お願いしたほうが絶対に
いいはずです。
丑三つ時とは、夜中の 2時頃の時間。そ
んな時間にお参りしたら危なそう
・
・
・
・
・
でも別に何ともありませんでした。
暗いと階段を踏み外したりして危険そう
ですが、実際にお参りに行ったら、階段
のところで眩しい明り。
そう、人感センサーの LEDライトが、思
いっきり周りを照らしていました。