12月19日 月曜日の午後、久しぶりに
五霊神社にお参りに行きました。長女と
二人でです。
しばらくお参りしていなかったのは、忌
明けを待っていたから。人が亡くなって
から 49日経つと忌が明けます。詳しい
ことは省きますが、神社のお参りは、忌
明けまでは行うことができません。
この日はお礼と報告のためにお参りしま
した。妻の白血病を治していただいたお
礼を伝えるため。そして本当に残念なこ
とですが、病気が治ったあとに妻が亡く
なってしまったことの報告です。
神社さんによっては、喪中の 1年間もお
参りできないところがあるそうです。
久しぶりの五霊神社
僕はよく夢を見ます。正確に言えば、見
た夢を覚えているほう。でも見た夢のこ
とをあまり話したりはしないようにして
いる。だって夢は、眠っている間に脳が
記憶の整理をしているだけだから。そん
なのを聞かされても迷惑なはず。
不思議なことに 10年ぐらい前から、変
な夢を何度も何度も見るようになりまし
た。妻には一度も話さなかった夢。それ
は妻と旅行をしている夢です。その旅行
中に、僕たちが乗ったバスが必ずフェリ
ー乗り場に到着する。曇り空で風が強い
夕方。乗船券を買おうとすると、売り場
にいる暗い表情の女性二人はうつむいた
まま声を揃えて、
「奥様は船に乗ることができません」と
言ってくる。しかたなく僕一人がフェリ
ーに乗って出航するというもの。
その夢を 10年ぐらい前から見始め、こ
こ数年は月に2~3回、更に今年になっ
てからは毎週見るようになりました。別
に夢占いを信じてたり、夢を気にしたり
するほうではないんですが、あまりに繰
り返し見るために、7~8年前から妻と
いる時間をたくさんつくるようにしまし
た。
なんとなく時間に限りがあるような気が
して、一緒にいたいと思ったからです。
夢を気にしたり何か根拠があったわけで
はないんですが、僕は自分の寿命があま
り長くないかもしれないと思っていた。
でも、それは僕ではありませんでした。