yururi-furu’s blog

ゆるりと続けるフルコミ営業

信頼できる専門家です(100万円を燃やすな④/⑨(不動産百話⑤))

 

この会社は、不動産営業経験のある人が

ほとんどいません。

何度も書いていますが、9割以上がほぼ

ど素人です。

僕も素人、出向して3ヶ月も経っていな

い。鉄道系不動産会社でやっと入社1ヶ

月研修が終わったばかりでの出向。

 

そこでのテレビCMです。

ま~なかなかない機会なので、いいかと

も思ったんですが、その撮影中に急に社

長から、

「センバ君にセリフを言ってもらおう」

 

(なんで、なんで?)

 

出向3ヶ月しか経っていないのに、お高

い飲み屋に社長を迎えに行ったり、営業

プランを立てたり、社長についていって

銀行融資の相談に同行したりしたのは、

60人も社員がいたのに他の人がそれを

やらなかったのは、できる人がいなかっ

たからです。

社員の平均年齢は24歳。

他社から引き抜いた60代と30代の部

長はいましたけど、口だけで仕事ができ

ない。40代の専務はなんか不気味。

社長もあまり信用してないみたいです。

5人いる店長の平均年齢は30歳。

社員の年齢の多くは、16歳から25歳

なんです。

 

僕は大学を卒業後、1年間自転車競技

専念したあとに、2年間田舎の町の臨時

職員をしていました。

だからこの時は26歳です。

みんなより少し年齢が高く、鉄道系不動

産会社会社に入社しているので、社長か

らしたら「まとも」にうつっているよう

でした。

 

(いや、どう見ても「まとも」だろう)

ちゃんとしているというよりは、普通で

す。ただ、周りが普通ではないから、僕

の普通さが「まとも」に見えるだけ。

 

昨日書いた、2店舗全員がさぼって草野

球しているような会社。

どうしても信じられず会社に戻ると、夕

方の会議にその店長と副店長がいて、

「今日は全員で、1日中不動産チラシを

配布していました」

「全員、クッタクッタですよ社長」

 

社長は、

「みんな頑張っているな~、ごくろうさ

ん。君たちのおかげで、会社がなんとか

まわっているよ。本当にありがとう」

と言っている。

 

(いや、全員で野球してましたよ)とは

さすがに言えない。

 

 

そしてCM撮影中の社長の提案で急に入っ

た僕のセリフは、

「私たちは信頼いただける不動産の専門

家です。私たちにお任せください!」。